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このページには、ゆっくりいじめ系3001~3250までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 3000以前および3251以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ系3001 ゆっくり[ ]が大好きだっ! ゆっくりいじめ系3002 夏休みの観察日記 ゆっくりいじめ系3003 ゆっくりしないでね!3虐家無 ゆっくりいじめ系3004 ゆっくりしないでね!4虐汚家無 ゆっくりいじめ系3005 夏休み三本立て ゆっくりいじめ系3006 脱ゆ ゆっくりいじめ系3007 脱ゆ2 作者により削除されました ゆっくりいじめ系3009 お家争奪戦 ゆっくりいじめ系3010 ゆっくり川渡りパズル ゆっくりいじめ系3011 水上の救出劇1 ゆっくりいじめ系3012 水上の救出劇2 ゆっくりいじめ系3013 ゆっくりしっかく ゆっくりいじめ系3014 ゆっくりレイプロボ ―お試し版― ゆっくりいじめ系3015 まりさの更生日記 前編 ゆっくりいじめ系3016 無限輪 ゆっくりいじめ系3017 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系3018 おうちかえる! ゆっくりいじめ系3019 ぴこぴこ2虐制性家共巨ゆ ゆっくりいじめ系3020 ぴこぴこ2_おまけ虐制汚家共巨無 ゆっくりいじめ系3021 母性虐汚家共無 ゆっくりいじめ系3022 夏の夕方の一幕虐家無 ゆっくりいじめ系3023 おにいさんがんばる虐制性家無現 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系3025 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系3026 被虐のみょん_その二(前編)虐制性家巨希無 ゆっくりいじめ系3027 被虐のみょん_その二(中編)虐制汚家共無 ゆっくりいじめ系3028 被虐のみょん_その二(後編)虐家共希無 ゆっくりいじめ系3029 被虐のみょん_その0(前編)虐家共希ゆ ゆっくりいじめ系3030 被虐のみょん_その0(中編)虐汚家共希強ゆ ゆっくりいじめ系3031 被虐のみょん_その0(後編)虐汚家共希強無 ゆっくりいじめ系3032 とあるきめぇ丸がゆっくり兵団と出会った時のお話虐改共巨強希無 ゆっくりいじめ系3033 黒い箱1虐制家無 ゆっくりいじめ系3034 黒い箱2(前編)虐制家共無 ゆっくりいじめ系3035 黒い箱2(後編)虐制家共無 ゆっくりいじめ系3036 ゆっくりの言葉の読者への影響虐他実家無 ゆっくりいじめ系3037 ゆっくりいじめ系3038 母性2虐汚家無 ゆっくりいじめ系3039 もこたんたっぷりいんしたお!!他実家希無 ゆっくりいじめ系3040 ちゅうもくしないでね!虐他改家無 ゆっくりいじめ系3041 黒い箱3虐他家強無 ゆっくりいじめ系3042 幸せな肉便器虐環家希無 ゆっくりいじめ系3043 脱ゆ3虐家共無 ゆっくりいじめ系3044 ゆっくり飛行隊他共ゆ ゆっくりいじめ系3045 ゆっくりの言葉が読者に与える印象(制裁編)制他実家無 ゆっくりいじめ系3046 ぱちゅおかさん他ゆ ゆっくりいじめ系3047 ゆっくりの生態 都会編 ~いただきます~(前編)虐性家料無現 ゆっくりいじめ系3048 ゆっくりの生態 都会編 ~いただきます~(後編)虐性家共料無現 ゆっくりいじめ系3049 ゆっくりテストを受けてね!制実無 ゆっくりいじめ系3050 ゆっくり飛行隊 峡谷封鎖作戦虐共強無 ゆっくりいじめ系3051 ゆっくり飛行隊 日没戦線19時30分虐共巨強無 ゆっくりいじめ系3052 ゆーでぃーえーふ!(上編)虐他家無 ゆっくりいじめ系3053 ゆーでぃーえーふ!(中編)虐他家無 ゆっくりいじめ系3054 ゆーでぃーえーふ!(後編)虐他家無 ゆっくりいじめ系3055 ゆーでぃーえーふ!~番外編~虐他家巨無 ゆっくりいじめ系3056 ゆっくりのお医者様制家希無 ゆっくりいじめ系3057 僕らの街のゆっくり殺し 01虐家無 ゆっくりいじめ系3058 ヒャッハー!ゆっくり[ ]が大好きだっ!制家料汚無 ゆっくりいじめ系3059 捕食者の宴滅性共ゆ ゆっくりいじめ系3060 ゆっくり淘汰機関:選別社①制無 ゆっくりいじめ系3061 加工所の村他無 ゆっくりいじめ系3062 母性3(前編)制家共無 ゆっくりいじめ系3063 母性3(後編)制家共無 ゆっくりいじめ系3064 作者さんの要望により削除しました 「ゆっくりいじめ系3065 ゆかりんと傘は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系3066 のうかりん say de ray!制性希無 ゆっくりいじめ系3067 ちぇんとお兄さん虐他無 ゆっくりいじめ系3068 廃倉庫にて、18匹虐家無現 ゆっくりいじめ系3069 さよなら!ゆっくりまりさ!虐家無 ゆっくりいじめ系3070 甘くなる理由。虐制実原幻 ゆっくりいじめ系3071 甘くなる理由。2虐実原幻 ゆっくりいじめ系3072 ゆっくりの生態 都会編 ~お仕事~(前編)虐制家無現 ゆっくりいじめ系3073 ゆっくりの生態 都会編 ~お仕事~(後編)虐家共無現 ゆっくりいじめ系3074 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系3075 ATM虐家無現 ゆっくりいじめ系3076 脱ゆ4(前編)虐家共無 ゆっくりいじめ系3077 脱ゆ4(後編)虐家共無 ゆっくりいじめ系3078 ゆっくり絶滅作戦虐他改性共無 ゆっくりいじめ系3079 本を読むぱちゅりー虐性無 ゆっくりいじめ系3080 積年の恨み復改巨無 ゆっくりいじめ系3081 『像』虐改無 ゆっくりいじめ系3082 ちぇんとお兄さん 2日目他汚無 ゆっくりいじめ系3083 一家離散:親子まりさ『役割』(前編)虐性家無 ゆっくりいじめ系3084 一家離散:親子まりさ『役割』(後編)虐改性家無 ゆっくりいじめ系3085 ゆらしまたろう制希無 ゆっくりいじめ系3086 恐るべきゆっくり 前半 ゆっくりいじめ系3087 黄金の栄光1 ゆっくりいじめ系3088 黄金の栄光2 ゆっくりいじめ系3089 黄金の栄光3 ゆっくりいじめ系3090 黄金の栄光4 ゆっくりいじめ系3091 お弁当 ゆっくりいじめ系3092 耳輪コレクター ゆっくりいじめ系3093 GSPOゆっくり課 ゆっくりいじめ系3094 ゆっくりたちのちゃれんじげーむ!. ゆっくりいじめ系3095 GSPOゆっくり課2 ゆっくりいじめ系3096 反動の結果 ゆっくりいじめ系3097 ゆっくりずvs1 ゆっくりいじめ系3098 ゆっくりずvs2 ゆっくりいじめ系3099 ゆっくりずvs3 ゆっくりいじめ系3100 ゆうかとゆっくり ゆっくりいじめ系3101 初心に戻って虐待のみ ゆっくりいじめ系3102 潔癖症 ゆっくりいじめ系3103 GSPOゆっくり課3 ゆっくりいじめ系3104 GSPOゆっくり課4 ゆっくりいじめ系3105 浮世の平和はボクらが守る! 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ゆっくりという種族が幻想郷に突如蔓延して、どのくらい経っただろうか。 畑を荒らす害獣として駆除されたり、加工所というところでお菓子にされたりするくらいには、既に浸透していると思う。 中には俺のように、ペットして飼うものも少なからず存在していた。 「今帰ったぞ~」 「ゆっ!」 仕事が終わり、帰宅して扉を空けると、部屋の真ん中に鎮座していた生首が声を上げて駆け寄ってきた。 赤いリボンが特徴的な、ゆっくり種の中でも一番数が多いとされるゆっくり霊夢だ。 博麗の巫女によく似た顔で(と言うと、霊夢さんは怒るかもしれないが)、性格は基本的に温和で純粋無垢。 それ故にトラブルを起こすことも多々あるのだが……まぁ、その話はもうちょっと後で。 「ゆっくりしていってね!」 仕事で疲れてる俺に対する労いの言葉――ではなく、単にこいつらの口癖なのだが、兎にも角にも癒される。 可愛いなぁ、くそ。 俺の友人たちはよくこいつを買って食べているが、正直薄目に見れば人の顔そのものであるこいつらによく噛み付けるものだ。 しかも食う時に痛々しい叫び声上げるんだぜ? 悲痛すぎて言葉が出ない。 友人曰く、「お前もその内分かるようになる」らしいんだが……そういう日が来ないことを願う。 「待ってな、今晩飯作るから」 「ゆっくり待ってるね!」 ぴょんぴょん飛び跳ねて晩飯を心待ちにしていることをアピールするゆっくり霊夢。 うぅん、ぷりちー。 気持ち悪がる人もいるが、俺にとっては可愛いペットだ。 晩飯を食べ終わると、読書タイムとなる。 最近友人になったパチュリーさんから借りた本を読みながら、まったりとした時間を過ごす。 ゆっくり霊夢は何をするでもなくぼーっと、たまにぴょんぴょん部屋を飛び跳ねて、「ゆっくりしてるね!」と言っていた。 ゆっくりの声には癒し効果でもあるのか、意識を阻害されることなく読書に集中出来る。 やがて切りのいいところで本を片付け、ゆっくり霊夢と遊ぶことにした。 「ほら、取って来い!」 「ゆ! ゆ!」 フリスビーを家の壁に穴を開けない程度に軽く投げ、ゆっくり霊夢に取って来させる。 ゆっくり種はその口癖と名前から勘違いされがちだが、飛び跳ねたり、野原を駆け回ったりと意外とアクティブな存在だ。 だから運動不足にならないよう、こうして遊んであげる必要がある。 俺が仕事に行ってる間に外に出してもいいんだが、もし野生のゆっくりアリスやゆっくりれみりゃと遭遇したときのことを考えると……駄目だ、放し飼いは認められない。 「取ってきたよ!」 口にフリスビーを加えたゆっくり霊夢が戻ってくる。 「おう、偉い偉い」 ゆっくり霊夢の頭を撫でてやると、ゆっくり霊夢は嬉しそうな顔をした。 その顔を見ていると、こっちの頬まで緩んでくる。 ……それと同時に、ある感覚が心の内より現れた。 「っ……」 「?」 不思議そうにこっちを見つめるゆっくり霊夢になんでもない、と首を振り、もう一度フリスビーを投げる。 せっせと追いかけるゆっくり霊夢を見つめながら、湧き上がる感情に戸惑いを覚える。 ――ゆっくり霊夢をいじめたい。 別に虐待をしたいわけではない。可愛いペットにそんな真似をしたくはない。 しかし、こう、なんというか……ううん、説明出来ない。 「ゆっくり取ってきたよ!」 再び戻って来るゆっくり霊夢。 俺は心のもやもやを打ち払うようにゆっくり霊夢の頭を撫で、そして振動させた。 「ゆっ!?」 小刻みにバイブレーション。 最初は驚いて逃げようとしたゆっくり霊夢の顔が、少しずつ赤らんでくる。 「ゆゆゆ、ゆー!! ゆー!!!」 甲高い声。時間の経過と共に、ゆっくり霊夢はどんどん発情していく。 荒んだ心を癒してくれる礼として、こうしてゆっくり霊夢に快感を与えてあげることは毎日の日課だった。 「……」 だが、今日の俺はなんとなく、手を止めてしまった。 中途半端なところで快感をストップされたゆっくり霊夢は慌てたように俺の手に擦り寄って、 「ゆ、ゆっくりして! もっとゆっくりしていって!」 潤んだ瞳で俺を見上げるゆっくり霊夢。 その視線を浴びて、 「……!」 何故か身体がゾクゾクする。 もっと見たい。 もっとこの目で見つめられたい。 「ゆー!!! ゆー!!! ゆー!!!」 だが、それと同時に可哀想だという感情も浮かび上がってくる。 俺は手をもう一度律動させ、ゆっくり霊夢を絶頂へと導いてやった。 未知の感覚に戸惑いながら、一週間が経過した。 臨時教師として慧音さんの手伝いをした俺は彼女と彼女の友人である妹紅さんと一緒にまったりとお茶を飲みながら歓談し、上機嫌だった。 「おーう、今帰ったぞー!」 扉を開ける。 ――瞬間、先程までの高揚した気分が嘘のように蒸発した。 俺はゆっくり霊夢に、家の中はどこをうろついてもいいから絶対に机の上には乗るなと言い聞かせてあった。 机の上には俺の大事なものがたくさん置いてある。 ゆっくり霊夢はそのことを理解したかどうかは知らないが、厳しく言っておいたので飼い始めてから三ヶ月、ずっと机の上に乗ることはなかった。 だが。 帰宅した俺を待ち受けていたのは机の上に鎮座してゆっくりと眠っているゆっくり霊夢の姿だった。 「……」 俺は机に近寄って、その惨状を目撃した。 綺麗に整頓されていた机の上は見事に荒らされ、物体のほとんどが破壊されていた。 アリスさんがくれた人形も、 妖夢ちゃんが作ってくれた剣神像も、 てゐから珍しく受け取った四葉のクローバーも、 幽香さんから頂戴した花も、 にとりさんと協力して発明したトランシーバーの試作機も、 みんなみんな、見るも無残に破壊され尽くされていた。 「……」 俺はどろどろとした心のまま、ゆっくり霊夢を起こした。 「ゆ……?」 とろんとした目を開け、俺が目の前に立っているのを認識するや否や、 「ゆっくりお帰りなさい!」 いつもの挨拶。 だが、俺の心はいつものように癒されはしない。 「なぁ、ゆっくり霊夢」 「どうしたの?」 「お前、なんで、机の上に乗ってるんだ……?」 「……ゆ!?」 俺の怒りのオーラを感じ取り、ようやく約束を思い出したのか、ゆっくり霊夢は慌てたように頭を下げた。 「ご、ご、ごめんなさいだよ!」 「謝るのは後でいい、理由を説明しろ」 「あのね、蝶々がね……」 ゆっくり霊夢が言うことには昼頃、窓の隙間から現れた蝶々を捕まえようと四苦八苦し、ようやく机の上で捕まえて食べ、そのまま眠ってしまったらしい。 あまりにも夢中で、俺との約束など「うっかり」忘れてしまっていたようだった。 うっかり。 それだけの理由で、俺の大切なものは破壊され、二度と元には戻らない。 俺はゆっくり霊夢を叩こうと腕を振り上げ、 「ゆーっ!!!」 目を閉じ、ぶるぶると震える姿を見て、静かに下ろした。 とんでもないことをしたとはいえ、三ヶ月間ずっと一緒に暮らしてきたペットだ。 暴力を振るうことは、俺には出来ない。 溜息をつき、ゆっくり霊夢を持ち上げ、そっと床に降ろした。 「ゆ……?」 「晩御飯にしようか」 ぱぁ、とゆっくり霊夢の顔が明るくなった。 「ゆっくり用意してね!」 先程の殊勝さが嘘のように、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜びを露にする。 「ふぅ……」 甘いな。 まったく甘い。 俺は、許してやるなんて一言も言ってない。 その日から、俺は帰りにある場所へ寄るようになった。 必然的に帰りは遅くなり、ゆっくり霊夢と遊ぶ時間はなくなる。 更に意識して朝飯と晩飯の量を減らしたので、ゆっくり霊夢は少しずつ文句を言うようになった。 「早く帰ってきてね!」 「たくさん遊んでね!」 「もっと食べたい!」 だが、俺はその声を悉く無視した。 少し胸は痛んだが、それでもこいつにはやったことの重大さを分からせてやらねばならない。 でないと、俺の怒りが収まらない。 俺のただならぬ様子を見かねた鈴仙さんから貰った精神鎮静剤を飲みながら、俺は準備が整うのを待った。 そして――三日後。 全ての準備は整ったのだった。 ゆっくり霊夢はまどろみの中にいた。 最近は自分の主人があまりゆっくりしてくれなくなり、寂しい思いをしていた。 だが昨日の夜、寝る前に彼は言ってくれたのだ。 「ここのところ、遊んでやれなくてすまなかったな」 「一週間の休暇を取ってきたから、ずっとゆっくり過ごそう」 「ご飯も今まで少なかったけど、豪華にするぞ」 「さ、今日は一緒の布団で寝ようか」 感激したゆっくり霊夢は、わくわくした気持ちのまま眠りに付いた。 一週間も、優しい主人とゆっくり出来る! だから、早く起きないと。 ゆっくり霊夢は寝返りを打とうとして――打てない。 「……?」 身体が動かない。 自分は今だ夢の中にいるのだろうか? なんだか息苦しい…… ゆっくり霊夢は静かに目を開いた。 「……!?」 そして映った光景に飛び上が――ることが出来ず、身体を震わせた。 自分の身体は、四角い箱の中に閉じ込められていた。 『んん゛っん゛ん゛ん゛ん゛……んん゛!?』 ゆっくりしていってね! 種族反射的にそう言おうとして、言えなかった。 自分の口に猿轡が噛まされており、更にその上からガムテープを貼られている。 周りは暗い。しかし自分の視点の場所だけ小さく四角い穴が開けられており、そこから外の様子が映し出されている。 そこには―― 「すぅ……すぅ……」 「ゆ……ゆっく……」 布団で眠っている、見慣れた主人と、ゆっくり霊夢の姿があった。 『ゆ!? ゆゆゆ!!?」』 混乱して喚くゆっくり霊夢、突然の事態に理解が追いつかない。 何故自分はこんなところにいる? 主人と一緒に眠っているゆっくり霊夢は何者だ? 「うぅん……」 と、その時。 主人が眠りから目を覚まし、起き上がった。 目をこすり、横で一緒に眠っていたゆっくり霊夢を見て―― ――惚れ惚れするような太陽の笑顔で、 「ほら、起きろゆっくり霊夢、いい朝だぞ」 『ちがうよ! そいつは偽者だよ!!!』 叫びたい。 しかし、その声は届かない。 やがて偽者のゆっくり霊夢が目を開き、開口一番、 「ゆっくりしていってね!」 「おう、ゆっくり朝飯にするか。昨日の約束通り豪華にいくぞ」 「ゆっくり作ってね!」 『待って! 気付いて!!!』 ゆっくり霊夢は泣きながら、自分と偽者が入れ替わっていることに気付いてくれと願う。 だが無情にも、主人はふんふんと鼻息を歌いながら台所に向かっていった。 『あ゛あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!』 絶望が心を支配する。 だが、気付いていないのはゆっくり霊夢のほうだった。 これはまだ、始まりにすぎないのだと。 (見ているか、ゆっくり霊夢?) 俺は料理を作りながら、心の中でほくそ笑んだ。 一緒にいたのが偽者だということくらい、先刻承知している。 何故なら二人のゆっくり霊夢を入れ替えたのも、本物のゆっくり霊夢を閉じ込めたのも、全部俺だからだ。 (それがお前への制裁だ。ゆっくり楽しんでくれ) ぞくぞくするような背徳感を感じながら、意識して本物のゆっくり霊夢が閉じ込められている箱を見ないように努める。 ゆっくり霊夢は現在、透明の四角い箱に入れられ、更にその四方と天井をダンボールの壁で一枚一枚覆っている。 そんな面倒なことしなくてもそのままダンボールを被せればいいじゃないか、と思う奴もいるかもしれないが、まぁこれにはちゃんとした理由がある。 その理由は後ほど語るとして、偽者のほうを説明しておこう。 こっちのゆっくり霊夢は三日前、ゆっくり加工所に行って手に入れたゆっくりだ。 所員に事情を説明し、余っている預かり部屋を利用して仲良くなった。 こいつには一週間、俺の家で一緒に暮らせると伝えてある。 何か変なことを言い出さないかだけ少し心配だったが、流石ゆっくり、あまり深くは考えない性質のようだ。 俺は今から、この偽者ゆっくり霊夢を最大限にもてなす。 そしてその様子を、本物のゆっくり霊夢に見せ付けるのだ。 本来なら自分が得られたはずの待遇が、突然現れた自分の偽者に奪われる。 しかもその様子をまざまざと見せ付けられ、自分は食べることも、遊ぶことも許されない。 お仕置きとして、これ以上のものはそうそうないだろう。 さぁ、ゆっくり霊夢。 お前がどれだけのことをしでかしたのか、分かってくれよ? 『う゛わ゛あ゛あああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛』 ゆっくり霊夢は絶望の淵にいた。 どれだけ暴れても、どれだけ祈っても、自分の置かれている状況はこれっぽっちも変化しない。 朝食は豪華な豚カツだった。自分は何も食べていない。 昼飯までの間、二人はゆっくり過ごしていた。自分はきつい箱の中で息苦しかった。 昼飯は二人でどこかに出かけていた。孤独感が自分を押し潰すようだった。 夕食まで、二人はずっと遊んでいた。自分はただ身体が痒いのを我慢しているだけだった。 夕食は今まで食べてきた中で一番美味しかったお寿司だった。でも、やはり自分は食べられなかった。 そして、 「ゆー……ゆゆゆゆゆ……」 偽者のゆっくり霊夢は現在、主人の手によって振動を与えられていた。 「どうだ? ゆっくりしてるか?」 「ゆ……ゆっくりぃ……してるよぉ……♪」 『ゆっくりしてない!!! れいむは全然ゆっくりしてないよぉ!!!』 ゆっくり霊夢は快感を与えられている偽者の姿を滝の涙を流して見ていた。 滂沱のごとく流れ出る溢れ出る涙。何故、自分がこんな仕打ちを受けないといけないのか? ゆっくり霊夢の頭の中に、既に約束を破ったことは残っていない。 「んほおおおおおおおおおお!」 偽者ゆっくり霊夢が絶頂を迎えた嬌声を聞きながら、本物ゆっくり霊夢はこれがいつまで続くのだろうと考えていた。 それから太陽が昇り、また沈み、そして再び昇った三日目の朝。 空腹で朦朧とした意識を抱えながら、ゆっくり霊夢をうっすらと目を開いた。 映る光景は変わらず、静かに眠る主人と、そして主人の腕を枕に眠る偽者。 ようやく暴れたり叫んだりして体力を消費することが愚かだと気付いたゆっくり霊夢は、呆とした意識のまま、事態が変わることを待っていた。 がさ……がさ…… (……?) ふと気付く。壁の右側から何か音がする。 一体何だろうか? 確かめようにも、壁があって何も見えない。 やがて偽者ゆっくり霊夢が起き出し、ぴょんぴょん飛び跳ねて主人を起こす。 「ゆっくり起きてね!」 「む……もう朝か……」 ふわぁ、と欠伸をする主人。まだ眠り足りないようだった。 「ゆっくりご飯作ってね!」 「おう……だけどその前に」 「ゆ?」 「待ってる間暇だろ? いい遊び道具があるんだ」 そう言って。 主人はゆっくりと、自分の方向へ近寄ってきた。 『!!!』 これは千載一遇のチャンスかもしれない。 ゆっくり霊夢はありったけの力で出来る限り身体を震わせ、自分がここにいることをアピールする。 『れいむはここだよ! ゆっくり探してね!』 やがて映るのは主人の足のドアップ。そして、頭上から声。 「えーと、これだこれだ」 得心したような声。 同時に、ゆっくり霊夢の右側の闇が、突如として払われた。 『……!?』 どうやら、右側の壁が取っ払られたらしい。 もしかしたら脱出の糸口になるかもと、ゆっくり霊夢は明るくなった右側を、 見た。 「――――――ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!?」 声にならない悲鳴。 閉じ込められたときよりも大きい、今までで一番の驚愕。 「ほら、蛙さんの人形だぞ」「ゆっくり楽しむね!」という主人たちの声も聞こえない。 何故なら。 そこにいたのは。 『うー♪』 『だずけ゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!』 自分と同じく箱詰めにされ、自分と同じゆっくり霊夢を食べている途中の、ゆっくりれみりゃの姿だった。 (気付いたかな……) 俺は朝食の準備に取り掛かりながら、昨夜のことを思い出していた。 ゆっくり霊夢の起床・睡眠時間は、永淋さんに頼んで作ってもらった気体状睡眠薬で周到に設定してある。 それをゆっくり霊夢の死角から呼吸用に空けておいた穴に流し込んで、眠気を調節するのだ。 だからゆっくり霊夢が起きる前に俺は起床し、加工所で買ったゆっくりれみりゃを入れた透明の箱を隣にセット。 同じく加工所で購入したゆっくり霊夢を中に入れ、準備は万端というわけだ。 箱の大きさはゆっくり霊夢に使った二倍、ちゃんと食べられるスペースはある。 ちなみに都合上ゆっくりれみりゃの口は防げないので、こちらの箱は少し値段の張る防音処理だ。 更にその上に右側――いや、ゆっくりれみりゃから見れば左側か、そこだけ空けた箱を被せてある。 偽者のゆっくり霊夢がゆっくりれみりゃに気付いて怯えたりしたら計画が台無しだからな。 そして全てを終えた俺は先程まで眠っていたフリをしていたわけだ。 自分の天敵がすぐ傍にいる恐怖。更にそいつは自分と同じ顔のゆっくりを目の前で食べているのだ。それも、毎日。 それがどれだけの恐怖か、俺には分からない。 俺の都合上、ゆっくりれみりゃは一日一匹のゆっくり霊夢しか食べられないので、かりかりして目の前のゆっくり霊夢をどうにかして食べようと躍起になるだろう。 それが更に、ゆっくり霊夢を襲う辛苦となる。 ゆっくり霊夢はどうするだろうか。 怯えてぶるぶる震えるだろうか。 我を忘れて泣き叫ぶだろうか。 それを想像するだけで、俺は――たまらない高揚感を得る。 あれから何日経過しただろうか。 ゆっくり霊夢には、もう時間の感覚が存在していなかった。 毎日毎日、自分が過ごすはずだった幸福の日々を目の前で見せ付けられる苦痛。 自分を食べようと、いらいらした様子で飛び回っているゆっくりれみりゃの恐怖。 それが何も口にしていない空腹と身動きが取れないことの不快感とごちゃ混ぜになり、混沌と化していた。 『ゆっくり……したい……』 考えることはもはやそれだけ。 些事を考える余裕など、今のゆっくり霊夢にあるはずもなかった。 「美味しかったなぁ、ゆっくり霊夢!」 「ゆっくり美味しかったね!」 ゆっくり霊夢が食べたことのない、ブ厚いステーキを食べ終わって、主人と偽者ゆっくり霊夢は満足した様子だった。 ステーキ。幾度となく食べたいと主人に言い、その度にあしらわれて食べる機会のなかったステーキ。 本来なら自分が食べていたはずの、ステーキ。 ゆっくり霊夢の中に偽者への憎悪が込み上げ、だがすぐに虚脱感に襲われ萎んでしまう。 もう、何をする気にもなれなかった。 右側には未だにゆっくりれみりゃが自分を食べようと、ぱたぱた飛び回っている。 壁がある限り襲ってこないとは分かっていても、本能的な恐怖は拭い去れない。 もう、ゆっくり霊夢の精神はボロボロだった。 「さて、遊ぶか」 「ゆっくり遊んでいってね!」 「そうだ、今日は面白い玩具があるぞ」 「本当!?」 「おう。ちょっと目隠しするぞ、楽しみにしておけ」 「ゆっくりわくわくするね!」 食事の片付けが終わった主人は、偽者ゆっくり霊夢に目を布で縛っていた。 そして、本物ゆっくり霊夢の方向に歩み寄る。 『……!』 主人が自分の方に近付くのは、どれだけ久しいことか。 ゆっくり霊夢の中に、淡い希望が芽生えた。 もう身体を震わせる体力は残っていない。 ただ、主人が自分を見つけてくれることを祈るだけだ。 「えーと、何処だったかな……」 しかし、主人は期待も空しく、ゆっくり霊夢の死角へと移動してしまった。 希望が潰える。しかし、落胆する体力すらない。 自分の左側からがそごそという音。 結構時間がかかっている。 「お、あったぞ!」 ようやく主人が喜びの声を上げた。 と、同時。 いつかのときと同じく、ゆっくり霊夢の左側の壁が取っ払わらわれた。 反射的に、視線がそちらへ泳ぐ。 そして。 また、いた。 『れ、れれ゛い゛むぅぅぅぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛ううぅ゛ぅ゛!!!』 『ゆ゛! ゆ、ゆゆゆゆ゛っく゛り゛し゛て゛ぇぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!』 発情し、顔は真っ赤にして目を血走らせたゆっくりアリスと。 そのアリスに襲われ、世にも恐ろしい顔で絶叫を上げる同種のゆっくり霊夢の姿があった。 『…………!!!』 世にも恐ろしい光景に、悲鳴を上げることも出来ず、咄嗟に目を逸らすゆっくり霊夢。 だが逸らした先には、 『うー!!!』 空腹で般若の表情をしたゆっくりれみりゃが、自分を食べようと壁をかりかり引っ掻いている。 『……!! …………!!!』 まさに前門の虎、後門の狼。 ゆっくり霊夢はただ、この状況をなんとかしてくれと願いしかない。 やがてゆっくりアリスが交尾を終えると、ゆっくり霊夢は黒く朽ち果てるのと同時に蔦を伸ばし、子供を生む。 ゆっくりれみりゃの箱より更に四倍は大きい箱の中で、小さな赤ちゃんゆっくり霊夢がぽんぽんと生まれた。 『ゆっくりしていってね!』 『ゆっくりしていってね!』 『れ、れいむ……れ゛い゛む゛ぅぅぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!』 だが、その瞬間。 発情が収まらないゆっくりアリスが、なんと赤ちゃんゆっくり霊夢に襲い掛かった。 『ゆ゛!? ゆ゛ゆ゛っ!?』 赤ちゃんゆっくり霊夢は突然の出来事に暴れるが、成人したゆっくりアリスに力で適うはずもなく。 他の赤ちゃんゆっくり霊夢たちは、怯えて隅に固まる。 そして交尾は終わるが、赤ちゃんゆっくりは黒ずんだだけで、子供を生むことはなかった。 ゆっくりアリスはその様子はじっと見つめた後、 ぎらり、とその視線を他の赤ちゃんゆっくりたちに移した。 その顔は、未だ発情したまま留まっており。 始まる、地獄絵図。 ゆっくり霊夢が覚えているのは、ここまでだった。 ついにゆっくり霊夢は意識を失い、失神してしまった。 冷たい、空気。 ゆっくり霊夢が目を開くと、そこは今まで暮らしていた部屋の中だった。 「……ゆっく!?」 吃驚して声を上げる。 声が、出る。 ゆっくり霊夢はもう猿轡をしておらず、狭い箱の中にも閉じ込められていなかった。 何が起こっているのか。 周囲を見渡すが、左右にゆっくりれみりゃやゆっくりアリスの姿は見当たらない。 あるのは、激しい空腹感だけ。 「ゆ、ゆっくりー!!!」 とにかく、理由は分からないが助かったことだけは分かり、ゆっくり霊夢は歓喜の声を上げた。 と、そこに、 「おう、起きたか?」 台所で朝食の支度をしていた主人が、ゆっくり霊夢の方を振り向いた。 「ゆっ……」 その顔を見た瞬間、今までの監禁生活で押さえ込んでいた様々な感情が溢れ出し。 ゆっくり霊夢は号泣しながら、主人の足元に飛びついた。 「う゛わ゛あ゛あああ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ゛ん゛!!!」 「おいおい、どうしたんだよ?」 主人は優しくゆっくり霊夢の身体を抱きかかえ、その涙を拭ってやる。 「ゆ、ゆ゛っく゛りて゛きる″! ゆっくりできるよぉぉぉ!!!」 「あぁん、お前何言ってるんだ……?」 わけが分からん、といった具合に主人は首を捻った。 だがその顔が笑いを堪えていることに、果たしてゆっくり霊夢は気付いているのだろうか? 「まぁいいや、朝食にするぞ」 「ゆ! 朝ごはん!?」 とにかくお腹が空いていた。寿司、ステーキ、自分が食べられなかった数々の豪華な食事を思い出し、思わず涎がこぼれそうになる。 激しい期待を込めて、調理中の料理を覗き込むゆっくり霊夢。 「……ゆ?」 だが、そこにあったのは、人参、椎茸などの普通の野菜ばかり。 しかもその量はかなり少なく、この空腹を満足させられる代物だとは到底思えなかった。 「も、もっといっぱい欲しいよ!」 「あー、悪い。今まで一週間贅沢したツケでな。今日から一ヶ月くらいこれで我慢してくれ」 「ゆっくり!?」 嘘だ、とばかりにゆっくり霊夢は絶叫を上げた。 「やだ! 食べたい!! れいむもステーキとかゆっくり食べたい!!!」 「お前、あんだけ食べてまだ足りないのか? 少しは限度ってもんがあるだろ」 「食べてない! れいむは食べてないよ!!」 「嘘をつくなよ!」 主人の厳しい叱責。びくりとゆっくり霊夢の身体が震える。 主人にとって、あの偽者が本物だったのだ。 あまりの理不尽に、ゆっくり霊夢は涙を流して訴える。 「違うの! 今までのれいむは偽者だったんだよ!! だかられいむは食べてないの!!!」 「いい加減にしろ!」 主人はがっしりとゆっくり霊夢の頬を掴み、言い聞かせるように耳元に囁いた。 「これ以上文句を言うなら、『ゆっくり出来ないようにする』ぞ」 「――!!!」 ゆっくり、できないように、する。 その一言は、ゆっくり霊夢のトラウマを蘇らせた。 「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 絶叫。涙の奔流が止め処なく溢れ出る。 「ごめ゛ん“な゛ざいぃ゛、ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛ぃ゛ぃぃ!!! わがまま言わないからゆ゛る゛し゛て゛ぇ゛ぇぇぇ!!!」 「ごめ゛ん“な゛ざいぃ゛、ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛ぃ゛ぃぃ!!! わがまま言わないからゆ゛る゛し゛て゛ぇ゛ぇぇぇ!!!」 その言葉を聞いた瞬間、俺は今までの人生で味わったことのない幸福感に包まれていた。 涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、謝罪の言葉を口にするゆっくり霊夢。 その哀れな表情が……この上なく、俺の快感となる。 「じゃあ、文句は言わないな?」 「うん……」 「よーし、いい子だ。早苗さんから貰った野菜だぞ、ゆっくり味わって食べろよ?」 「ゆっくり食べるよ……」 消沈した様子のゆっくり霊夢。 それを見て、愛しさが込み上げてきた。 「ああもぅ、可愛いなぁお前は!」 ゆっくり霊夢を抱きしめて頬ずりする。 やっぱりこいつは最高のペットだ! 酷いことしたと思うって? でもそれって俺の愛なんだ! 愛ならしょうがないよね!! 選択肢 投票 しあわせー! 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ある昼下がり 幻想郷の深い森の奥にある、木々の開けた小さな草原 その草原にゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が二匹で寄り添っている ゆっくり霊夢の下腹部は大きく膨れあがっており、出産間近であることが伺える 「ゆ~♪ ゆ~♪」 ゆっくりと体を左右に揺らしながらゆっくり霊夢は歌を歌う 「ゆ~ゆ~♪」 「すごいおじょうず!れいむはおうたのてんさいだね!」 隣の魔理沙はその歌に大喜びである 「おうたがじょうずなれいむは、きっといいおかあさんになるね!」 魔理沙のほめ言葉に思わず照れながら微笑むゆっくり霊夢 なんとも仲睦まじいやりとりである そのまま夕暮れまでゆっくりすると、やがて二匹は巣へと戻っていった 「ゆ゙ぎぎ…!!」 その晩のこと、ゆっくり霊夢の陣痛がはじまった 「い、いたいよ…!ゆっくりできないよ…!!」 涙で顔を皺くちゃにして痛みを訴える霊夢 「ゆっ! れ、れいむ!ゆっくりしていってねっ!」 その声にゆっくり魔理沙はおろおろとする しかしゆっくり魔理沙には声をかけてあげることしかできない ゆっくり霊夢が陣痛を訴えてしばらくすると… プシッ 巣に小さな水音が響いた するとゆっくり霊夢の底部にある小さな穴、いわゆる産道からぬらぬらした透明な粘液が水溜り状に広がっていく 破水である 出産が開始されるのだ ゆっくり霊夢は体を後ろに傾けて壁にもたれかかると、荒い呼吸で出産を開始した 「ゆぎっ! ゆぎっ!」 顔を真っ赤にしながら必死にいきむゆっくり霊夢、その顔は汗で湿っており額中にびっしりと血管が浮き出ている その姿からは痛みの凄惨さが見て取れる 「いぎぎ…!ま、まりさぁ…!!」 「れいむ!がんばってね!げんきなあかちゃんをうんでね!」 ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢の傍で懸命に声援をかけつづける しばらくするとゆっくり霊夢の産道周辺がヒクヒクと痙攣しはじめる その痙攣にあわせて、普段は目に見えないゆっくりの膣孔が見えるようになる 膣孔からは、ゆっくり霊夢の呼吸にあわせて粘液が漏れ出している ゆっくり霊夢の膣孔が菊紋を描くのを確認すると、ゆっくり魔理沙はその小さな穴を舐めはじめる 舌で刺激することによって、出産を促すのである 溢れる粘液を舐め取るように、中の粘液を吸いだすように、ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢の底部に舌を這わす 「ひぃ゙~ッ!!ひぃ゙~ッ!!」 「がんばってね!がんばってね!」 痛みのあまり泣きながらいきむゆっくり霊夢 ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢の為に懸命に底部を舐め続けた やがてゆっくり霊夢の下腹部の膨らみは産道のほうに偏りはじめる 胎児が移動しているのだ それにつれ産道周辺がこんもりと膨らみはじめる 「んぃ゙ぎッ!!んぃ゙ぎッ!!」 髪を振り乱しながらさらに強くいきむゆっくり霊夢 するとぴったりと閉じていた産道がミチミチと音を立てて開いていく 「ん゙お゙お゙っ!!」 開いた産道の奥にはゆっくりの赤ちゃんの顔が見える 「れいむ!もうすこしだよぉぉ!!あかぢゃんもはやぐでてきでねぇぇっ!!」 応援しているゆっくり魔理沙の顔ももう涙でぐしゃぐしゃである 「あ゙がちゃッ…!!あ゙がちゃッ…!!」 満身創痍のゆっくり霊夢 ゆっくり霊夢は白目寸前の目つきで口を大きく開け、荒く呼吸しながらうわ言のように赤ちゃんの名を叫ぶ …と、すぐゆっくり霊夢の動きが止まった 凄まじい形相のまま固まったと思うと、プルプルと体を震わせはじめる すると ズポッ と赤ちゃんが飛び出してきた 地面にぶつかってコロコロと転がると、 「ゆっきゅりしていっちぇねぇ!」 力強い声でそう言った 「……れ゙」 「れ゙、れ゙いむ゙ゔゔ!あがぢゃんゔまれたよおおっ!!よぐがんばっだねええっ!!」 「ゆ゙っぐりじでいっでね゙ぇぇぇっ!!」 「びぇぇぇぇぇっ!!」 これ以上の無い歓喜である 二匹は号泣しながら新たな命の誕生を喜んだ 生まれたのはゆっくり霊夢の赤ちゃん まだ母親の体液で体がぬらぬらと光っているが、その姿はとても可愛らしく健康的である 好奇心旺盛に巣の周りをキョロキョロと見渡し、両親の姿を見つけると 「みゃみゃ、ぴゃぴゃ、ゆっくちちようね!」 と言って満面の笑みを浮かべてその場でピョンと飛び跳ねた ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙は赤ちゃんに寄り添ってほお擦りをする 赤ちゃんはそれをくすぐったそうにしながらも受け入れた だいすきなお父さんとお母さん、おいしいご飯に静かな森での幸せな生活… その目はきらきらと輝き、将来の希望に満ち溢れていた ──バキバキッ 「ゆ?」 「なんのおと?」 その時突然巣の中に大きな音が響いた ゆっくり一家は喜びの抱擁を中断し、部屋の周りを見回す すると… ──バキッ! ひときわ大きな音を立てたと思うと入り口の扉を突き破って何かが巣の中に飛び込んできた 人間の腕である ゆっくりの巣を見つけた人間が、ゆっくりを捕獲しようと巣の中に手を伸ばしてきたのだ 「ゆ゙!?ゆ゙ゔゔ!!?」 「な゙に゙ごれ゙ぇえッ!!?」 巣の中に突きこまれた腕はゆっくりを求めて巣の中を激しく動く 勿論突然の侵入者に動揺したゆっくり一家は、それが何なのか理解することができない 「み゙ゃみ゙ゃぁああああっ!!」 生まれたての赤ちゃん霊夢は突然の衝撃とあまりの恐怖に泣き叫びながら盛大に失禁する 幸い穴が深かったため寸手のところで人間の手がゆっくり一家に届くことは無かった それでも一杯に差し込まれた腕はゆっくりを探してバタバタと激しく動く ゆっくり一家は壁際に固まって、その腕から必死に遠ざかる ゆっくり霊夢もゆっくり魔理沙も何が起こっているのか理解できない ただ、我等の巣が何かに強襲されているということだけは理解できた 「ごわ゙い゙よ゙お゙お゙お゙っ!!!」 「あ、あかちゃんはかくれてねっ!」 「れいむもあかちゃんもまりさがまもるよ!」 ゆっくり魔理沙は家族を庇う様に前に出て、辺りの餌やら石やらをその腕に吹きつけはじめた 「びゃああッ!!ごわいよお!!ごわいよおおっ!!」 ゆっくり赤ちゃんは恐怖した ひたすら恐怖し続けた まともな思考など働く余地が無いほど震え上がり叫んだ 危機から身を守らねば 隠れるところを探さねば そうして赤ちゃん霊夢は隠れる場所を求め 先ほどまで自分が居た母親霊夢の産道にもぐりこんだ 「ゆ゙ゆ゙っ!?あかちゃん!なにしてるのっ!?」 今まで自分がずっと居た場所、一番信頼できる安全な場所 赤ちゃん霊夢が選んだのは母親の胎内だった 「ゆぐぐ!くるしいよ…!」 出産の影響もあり、ゆっくり霊夢の膣孔の皮は伸びきっていた為そこにもぐりこむのは難しく無かった それから間も無く、ゆっくり魔理沙の善戦あってか腕の主は捕獲を諦めて巣から去っていった しかし問題はそれで済まなかった 恐怖のあまり、赤ちゃん霊夢はゆっくり霊夢の産道にもぐりこんで出てこないのである 苦しむ母霊夢などお構いなしに、赤ちゃん霊夢は恐怖でガチガチと歯を鳴らしながら奥へ、さらに奥へと進んでいく 「ん゙ぃ゙ぃ゙!ん゙ぃ゙ぃ゙!」 「あかちゃん!もうだいじょうぶだからはやくでてきてね!」 ギリギリと歯軋りをしながら苦しさと痛みに耐えるゆっくり霊夢 ゆっくり魔理沙も必死に呼びかける 再び体積が増えた苦しさに、必死にひり出そうとしても赤ちゃん霊夢は抵抗して出てこない 再び赤ちゃんを包んだ膣孔は再度ぴったりとその口を閉じてしまっており その穴からはただただぬらぬらと透明な粘液を垂らすばかりである 「赤ちゃんでてきてぇーっ!!」 ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢の膣孔に口をつけて必死に吸い出そうとする 巣にはただただ淫猥に粘液の水溜りが広がっていくばかりであった 戻るゆっくり ~END~ 自分で書き込みした話をSSにしてみた 満足している。 このSSに感想を付ける
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「ふー」 家に帰ってきて一息、すこし休んだところで買ってきたものを台所の上に広げる。 今日買ってきたのは冷凍ちびゆっくり12個パック、甘さ控えめなもの。 生まれたてのあかちゃんを瞬間冷凍で凍らせもので加工所で売っている。 用途は主に食用だが、他の目的で買っていく人もいるかもしれない。 食べるにしてもなんにしても、まずは解凍する必要がある。 解凍は、真空パックされた袋を切り口をいれる。 中に空気が入ると中の発熱剤が反応してゆっくりと暖められていくのだ。 「…ゆー!」最初に目覚めたゆっくりが声をあげる。 「ゆー!」次に目覚めたのも同様に声を上げ、全員が目を覚ますと、 「「「「「ゆっくりー!!」」」」」みんなで声を揃えてお目覚めの挨拶をする。 「おかーさん!おなかすいたよ!!」 「ごはんにしてね!!」 「ゆー!ゆー!はやくしてね!!」 目を覚ますことなく袋づめされたゆっくりたちにとって、 今、目の前にいる自分物こそが母親である。 「おはよう、みんな!さっそくだけど、みんなこの穴の中にはいってね! はいったらご飯にしようね!!」 そう言って、ゆっくりたちの前に丁度同じぐらいの大きさの穴が開いた板を置く。 「ゆー♪ごはんだよー♪」 「ごっはん♪ごっはん♪」 「れいむがいちばんだよ!いっぱいちょうだいね!!」 「ずるいよ!!そこはれいむがはいろうとしていたとこだよ!!」 「ゆっくりしたけっかがそれだよ!ゲラゲラ!!」 「ゆー!!!もういいよ!!れいむはこっちのあなにするよ!!!」 こうして12匹のゆっくりは6×2個の穴にすっぽりと収まる。 すっぽりとはまりすぎて、あたまから入ったまま動けなくなるゆっくりもいるので 今のうちに直して全員上を向くようにしておく。 「さあ、ごはんだよ!いっぱいおたべ!!」 そういって小麦粉をミルクで練っただけのものを与える。 かすかにミルクの甘味があるだけの塊だがゆっくりにとってはご馳走だ。 食べやすい大きさでちぎってゆっくり達の口にいれてやる。 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「「「「「「しし♪♪あわせ~~~♪♪♪♪」」」」」 順番に口に入れてやることでゆっくりたちの輪唱が聞こえてくる。 「おいしいよ!もっとちょうだいね!!」 「もっと♪もっと♪」 「れいむにも~!!もっとたべたいよ!!!」 「はいはい、お腹一杯食べさせてあげてるからね。」 「やったー!!ゆっくりたべるよ!!!」 「「「「ゆっくりたべさせてね!!!!」」」」 ごはんを心行くまでたべたゆっくりたちはうとうととお昼寝を始める。 そろそろコンロに火をつけよう。 「はい、これデザートね!一人一個だよ」 産地直送のまだピクピクと動いているたこの足を、 ゆっくりたちが食べられるように一口だいに切り分ける。 「zz…ゆゆ!なにそれ!!はやくたべさせてね!!!!」 眠気をどこかに吹き飛ばし、目をきらきらとさせて期待のまなざしでこちらを見つめる12匹のゆっくりたち。 切ったたこの足をさっきと同じように順番に口に入れてやる。 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 先ほどと同じようにゆっくり味わおうとするゆっくりたちであったが今度はそうはいかない。 新鮮な蛸の足は吸盤がまだ生きていて、口の中に張り付いているのだ。 突然の出来事に驚いたゆっくり達は目を白黒させて、吐き出そうとしたり飲み込もうとしたりする。 だが強力な吸盤の力をゆっくり達どうにかすることは出来なかった。焦って吐いたり飲んだりを繰り返していたせいもあるかもしれない。 ゆっくり達がそうこうしているうちに、ゆっくり達が入っている穴もゆっくりと熱を帯びて行く。 やがてジューという音がするほど熱くなるが、蛸の相手に精一杯なゆっくり達は気づく余裕がなかった。 そんな中、ゆっくり達の一匹が異変に気づく。 それにつられて他のゆっくりも悲鳴をあげ始める。 ゆっくり達が入っている穴はどんどん熱くなるが、そこから逃げることは出来ない。 さっき心行くまでご飯を食べ、少し膨れたゆっくりたちは穴にすっぽりと嵌ってしまったのだ。 鉄で出来た板はどんどん熱をあげ、ゆっくり達の皮に焦げ目をつけていく。 最初は全力で悲鳴をあげていたゆっくり達も随分静かになってしまった。 そろそろいい頃合だ。太い針のような棒を使ってゆっくり達をひっくり返す。 まず、鉄板から剥すために穴に沿って焦げ目を削る。 次に、次に棒を下の方まで差しこんで、クルリとまわすようにひっくり返す。 ひっくり返したらしばらくそのまま。 ピクピクとした震えが止まったら丁度いい頃合。 同じ要領でもう一度ひっくり返す。 白目を向いて焼きあがっているゆっくり達が見えたら、はい!完成!! あとは、ソースやマヨネーズをお好みでどうぞ あとがき 後半はどうみても手抜きです本当にありがとうございました。 ゆっくりの台詞をひらがなで打っているとIMEがどんどんゆっくりになっていきます。 本当にありがとうございました。 このSSに感想を付ける
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(書いた小説) =シリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 818 黒いオオカミ~chapter1~ ふたば系ゆっくりいじめ 838 黒いオオカミ~chapter2~ ふたば系ゆっくりいじめ 851 黒いオオカミ~chapter3~ =一話限りシリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 894 ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ ふたば系ゆっくりいじめ 916 インフェルノ・ペスト ふたば系ゆっくりいじめ 957 暴飲暴食の豚王 ふたば系ゆっくりいじめ 975 自然の恵み ふたば系ゆっくりいじめ 1112 スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 ふたば系ゆっくりいじめ 1139 ゆっくり実験するよ!! =短編集シリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 1004 短編集 合体「ゆっくり×悪魔」 ふたば系ゆっくりいじめ 1037 短編集 選ぶとしたら・・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1218 短編集 ゆっくり童話 △注意事項△ ・希少種ゆっくりが登場します。 ・希少種ゆっくり「超愛」。 ・固有の悪魔は出ません。 ・それでも良いという方は読んでください。 =始めに= ゆ虐待レストランへようこそ。私は支配人のマッドと申します。 さて、今回のメニューは「希少種ゆっくりを愛でる会」です。 人間達もゆっくりを愛でる会というものがあるようですが、実は魔界の悪魔達もゆっくりを愛でる会があるのですよ。 ほのぼのとした物語。 今回はそんな話。 =希少種ゆっくりを愛でる会= 謎の生命体ゆっくり。 生首で中身が餡子という動く饅頭。 人語を理解しているのだが、どうも解りずらい。 しかも、記憶が物凄く悪く性格も最悪だ。 野菜を盗んだり、窓を割って人の家に侵入すると言う達が悪い。 それだけにとどまらず、物凄い繁殖能力が備わっており、鼠もびっくりするほどに増えるのだ。 悪魔達はそんなゆっくり達を危険視して、駆除を行うのたが、減ったら増えるとそれの繰り返しだった。 だが、ゆっくりの中には礼儀正しいゆっくり、希少種といったゆっくりと良い面を見た。 魔界の政府は「礼儀正しいゆっくりと希少種の保護」と「ゲスゆっくりは徹底的に死を与える」という法律がつくられたのだ。 今回は名のある魔王たちが集まって希少種ゆっくりの見せあいをしている。 ここは「希少種ゆっくり愛でようの会」の本部。 希少種のゆっくりについて語り合ったり、競い合ったりとする会なのだ。 【やはり、可愛いのはやまめだよ!!見よ、この髪の色つや、勇敢な性格は中々のものだぞ!!】 「スパイヤーマッ!!」 豪胆な黄土色の悪魔はキリッとしたやまめを見せる。 【いーや、違うね!!このもこうこそが一番だ!!この美しい白い髪とリボン、なにより炎の色が綺麗だ!!】 「もっこもこにしてやんよ!!」 熱血の赤い悪魔はゆっくりもこうを見せる。 【解っていませんね。私のれてぃこそが一番ですよ。この白い肌に艶々した皮こそ芸術です。】 「くろまくー。」 知的で青い悪魔は大事に育てた、ゆっくりれてぃを自慢する。 【いいえ、違います。私のいくちゃんが一番ですもの。】 「ふぃーばー!!」 緑色の髪のおっとりした女悪魔はゆっくりいくを優しく抱いて意見する。 【違うね。このゆうぎがだよ。この角と星のマークがとても輝いているさ】 「しょうぶするかい?」 桃色の短髪の男勝りな性格をした女悪魔はゆうぎを自慢する。 それから、ギャアギャアと自分達のゆっくりが一番だと、言い争うがどちらとも譲る気はしない。 【会長はどんなゆっくりが良いのですか?】 正面の席に座っている灰色の髪の悪魔が豪華なイスに座っている。 この悪魔会長は珍しいゆっくりを持っているのだ。 【・・・ゆっくりしんき(胴付き)ということで。】 「皆様、よろしくお願いします。」 灰色の髪にサイドポニテールが特徴の超希少種の胴付きゆっくりしんきがペコリッと礼をする。 「「「「やっぱり、しんき様が一番、ゆっくりしていますね!!」」」」 周りのゆっくり達もワイワイと騒ぐ。 今日も「希少種愛でる会」は絶好調で平和な一日でしょう。 =あとがきだより= さーて、いかがだったでしょうか? 今回は希少種ゆっくりの自慢話。 では、また次回をお楽しみに・・・・・ 支配人マッドの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 支配人マッド感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1341 希少種ゆっくりを愛でる会』 トップページに戻る
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引っ越し ‐その1 - のどかな草原をゆっくり霊夢の大家族が行進していた。 二組のゆっくり家族が行動を共にしていて母ゆっくりは二匹いた。 他は中くらいのゆっくりが8匹、小さいゆっくりが10匹とかなりの大所帯だ。 これだけゆっくりがいれば食料の確保が大変だ。 今まで暮らしていたゆっくりポイントの周囲は雑草すら無くなり荒地と化してしまったのだ。 なのでゆっくり大家族は食料のために次のゆっくりポイントを探しに移動していた。 これだけゆっくりが多いと、その行進はとても賑やかなものになる。 「ゆっゆっゆっ」 と先頭を行く母ゆっくり。雑草を踏みつぶして道を作りながら他のゆっくりを導く。 「そっちにいったらゆっくりできないよ! 戻ってきてね!!」 これは中ゆっくり。お姉さんらしく隊列を離れようとする小ゆっくりを引き戻す。 「虫さんゆっくり待ってね!!」「お母さんお腹すいたよ!!」「疲れたから乗っけてね!!」 他にも思い思いに行動する小ゆっくり達を隊列中央の母ゆっくりと中ゆっくりが相手しながらゆっくり行進していた。 傍目に見てもとても微笑ましい光景で、実際ゆっくり達はとっても幸せだった。 しばらく進んだところで先頭の母ゆっくりが大木の幹にぽっかりと穴があいているのを見つけた。 「ゆっ! 様子を見てくるね!!」 母ゆっくりは他のゆっくりに待機を促すと大木へと向かっていく。 中を見るとゆっくり魔理沙とゆっくりパチェリー、そしてたくさんの食料が蓄えられていた。 「ゆっくりしていってね!」 「むきゅ、ゆっくりしていってね」 母ゆっくりを確認すると二匹は反射的に挨拶してきた。 「ゆっくりしていくね!!」 母ゆっくりも挨拶を返す。しかしこれはただの挨拶ではない。 少し離れたところでゆっくりしていた他の家族を呼ぶ言葉でもあった。 「ここが次のゆっくりできる場所?」「うわぁ、食べ物いっぱいあるよ!!」「ゆっくり入るね!!」 ゆっくり霊夢の群れがゾロゾロと大木の穴へ、ゆっくり魔理沙とゆっくりパチュリーの家へと入っていく。 ここにきてゆっくり魔理沙が食料の危機を感じた。 こんなたくさんのゆっくり達とゆっくりしたら三日もせずに食料が尽きてゆっくり出来なくなってしまう。 「悪いけどゆっくり出てってね! こんなにいっぱいじゃゆっくり出来ないよ!」 「むきゅー出てって!」 特にゆっくりパチュリーは本気で嫌がっていた。ついさっきまで大好きなゆっくり魔理沙と二人でゆっくりしていたのに邪魔されたのだから。 しかしゆっくり霊夢の群れは、 「ゆっ、他のゆっくりがいるよ!!」「いっしょにゆっくりする?」「ここはれいむたちのおうちだよ!! いいでしょ!!」 ようやく元々住んでいた二匹に気づくゆっくり霊夢たち。 それだけでも失礼だというのに、あろうことか自分たちのおうちだと主張し始める。 「ここはもともと魔理沙のおうちだよ!! ゆっくり出て行ってね!!」 ゆっくり魔理沙も負けじと主張し返す。 「ゆゆっ! ちがうよゆっくりれいむたちのおうちだよ!!」「ゆっくり出来ないゆっくりは仲間に入れてあげないよ!!」「はやく出ていってね!!」 数の暴力(言葉Ver)だ。複数のゆっくり霊夢が一度にゆっくり魔理沙を言葉攻めにする。 ゆっくり魔理沙は気圧されて思わず涙汲んでしまう。 とっても怖かったがせっかく見つけたゆっくり出来る場所を譲るわけにはいかなかった。 貯蔵した食料だって体の弱いゆっくりパチュリーの分までがんばって集めたのだ。 「だめなのぉぉ!! でてってったらでてって~~!!」「むぎゅむぎゅ~~ん!!」 ゆっくり魔理沙は泣き喚きながらゆっくり霊夢の群れに体当たりする。 動きの鈍いゆっくりパチュリーも魔理沙に続いて体当たりする。 だが、その全力の体当たりも母ゆっくりによって逆に弾かれてしまった。 二匹は弾かれた勢いで壁にぶつかってしまう。 「ゆっくり出来ない二匹にはおしおきだね!!」「やっちゃえお母さん!!」 壁にぶつかってフラフラする二匹に母ゆっくりが迫る。 「や、やめてね!! ゆっくりやめてね!!」「む・・・きゅ・・・」 母ゆっくりはその大きな体で二匹を壁に押し付ける。 「むぎゅ・・・ぐるじぃぃぃぃ」 体の弱いゆっくりパチュリーは早くもやばそうだ。 「や”め”で~~~!!! ゆ”っぐりじでただけなのに~~!!」 ゆっくり魔理沙も苦しそうだ。 「「ゆっくり潰れてね!!!」」 母ゆっくりたちはさらに強く二匹を押し付ける。 その圧力にゆっくりパチュリーは潰されてしまう。 「むぎゅ~!!」 ぱちゅんと勢いよく餡子が壁と床に飛び散る。 「あ”あ”あ”~~!!? おあちゅりーー!!」 隣で親友のゆっくりパチュリーが潰されて叫ぶゆっくり魔理沙。しかし悪夢はまだ続いた。 潰されたゆっくりパチュリーが、つぶした母ゆっくりに食べられていた。目の前で。 他の子ゆっくりたちも一緒にゆっくりパチュリーを食べ始めた。 「うっめ! めっちゃうっめ!!」 他のゆっくりを食べるのに慣れているのだろう。 なんの躊躇もなくゆっくりパチュリーだったものを食べていく。 ゆっくり魔理沙はもう見たくなかった。体の力を抜いてつぶされようと思った。 「おかあさん、はやく潰してね!!」 その言葉を聞いた直後ゆっくり魔理沙は餡子と化した。 結局、ゆっくり魔理沙とゆっくりパチュリーのおうちはゆっくり霊夢たちのおうちになった。 しかしそれも長く続かなかった。 「おかあさんお腹すいたよ!!」「次のおうち探そうよ!!」 ゆっくり大家族はものの一週間でおうちにあった食料も、周囲の草花も食べつくしてしまっていた。 こうなればここもすでにゆっくり出来ない場所だ。 「今度はもっと広くて食べ物がいっぱいあるところにいこうね!!」 母ゆっくりはそう言うと先頭に立って歩き始めた。 こうしてゆっくり大家族は再び引っ越しを始めた。 引っ越し ‐その2 - ゆっくり大家族が次に見つけたのは大きな洞窟だった。 四角い形をしていて、入口も四角い穴だった。 いつものように先頭を行く母ゆっくりが洞窟の様子を見る。 中は思ったとおり広く、さらに嬉しいことに以前のゆっくりポイントよりずっとたくさんの食料がそこにはあった。 「ゆゆゆっくりできるよ!!!」 興奮気味な母ゆっくりの声を聞くと待機していたゆっくりはぞろぞろと洞窟へ入っていく。 そこはまさに楽園だった。 果物や野菜といった豪華な食料が洞窟の至る所に並べてあったのだ。 「すごいね!!」「いっぱいゆっくりできるよ!!「ゆっくり~~!」 ゆっくり達はぴょんぴょん飛び跳ねて喜びを表現する。 その中の一匹が野菜の山に飛び込んで食事を始めると、ゆっくり達の大宴会が始まった。 引っ越しの旅でお腹を空かせたゆっくり達は「うっめ!!めっちゃうっめ!!」と感激しながら食事を行う。 そしてお腹いっぱいになるとそのまま眠りについた。 明日起きたらあっちの食べ物を食べよう。その後はゆっくり皆と遊ぼう。 まさに幸せの限りであった。 翌朝 洞窟の入口から漏れる朝の光で目が覚めるとそこは野菜の上だった。 やっぱり昨日のは夢じゃなかったんだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 朝の挨拶を済ますと目の前の野菜にかぶりつく。 おいしかった。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりねむってたよ!!!」 他のゆっくりたちも徐々に起きだす。 「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」 全員起きたところでみんなで挨拶だ。いつもより気持ちのいい挨拶だ。 その時だった。 突然洞窟の入口から漏れる朝の光が遮られた。 何匹かのゆっくりが洞窟の入口に目を向けると見知らぬ生き物がいた。 少なくともゆっくりではないようだ。 「ゆっ?? だれ?ゆっくり出来る人??」 「ゆっくりしていってね!!」 ゆっくり達は特に警戒するでもなくその生き物に挨拶する。 しかしその生き物は答えない。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりあいさつしてね!!」 「ゆっくりできないなら出ていってね!!」 挨拶を返さないことが不満なのか言葉に棘が混じる。 ここでその生き物が声を発した。 「なんだよ・・・これは・・・」 「ゆっ?」 ゆっくり達は訳が分からない。 その生き物は言葉を続ける。 「なんてことをするんだお前たちは。ここは村の食料庫なんだぞ」 口調は冷静だが声は震えていた。 それは怒りだったが鈍感なゆっくり達は気付かない。 むしろその生き物が自分たちのおうちを自分のもののように言ったことに反応した。 「ここはれいむたちのおうちだよ!!」 「勝手にとっちゃだめだよ!!」 「はやく出ていってね!!」 その生き物は少し考えるとその場から去って行った。 ゆっくり達はその様子を見て勝ち誇った。 「もう二度と来ないでね!!」 そして邪魔ものがいなくなったので朝ごはんの続きを食べ始めた。 「むーしゃ」 「むーしゃ」 「「「しあわせー」」」 ご満悦である。 朝ごはんを終えてそろそろ洞窟の外で遊ぼうと思っていた時だった。 ゆっくり達のおうちに何かが飛び込んできた。 それと同時に洞窟の入口が閉じる。 「ゆっ?」「ゆゆゆ??」 ほとんどのゆっくりは何が起きたのか把握できない。せいぜい暗くなったということだ。 ただ、二匹の母ゆっくりだけが閉じ込められたということを理解していた。 出口に向かうと扉に向かって体当たり。しかしビクともしない。 「ゆっくりやめてね!!」 「ゆっくり開けていってね!!」 母ゆっくりたちは外に向かって声を上げる。 しかし反応がない。 代わりに後方、子ゆっくり達のいた方から声が聞こえた。 「ゆ”・・」「う”べべば」 苦しそうな声。 母ゆっくりたちが振り返るとそこには苦しそうにする子供たちの姿があった。 中ゆっくりたちはまだ大丈夫そうだが小ゆっくりたちは泡を吹き白目を向いていた。 「お、があざんん・・・ゆ”っぐりできないよ”・・・どうじで~!!」 中ゆっくりが母ゆっくりに向けて疑問をぶつける。 しかし母ゆっくりも訳が分からなかった。 原因は洞窟が閉じられる前に投げ入れられた物だ。 ゆっくり達は気付いていないが無煙無臭の毒物がそこから噴出していた。 ゆっくり達は徐々に毒に侵されていく。 小ゆっくりはピクピクと動くばかりで声すら出せないようだ。 「ゆっくりなおってね!!」 「いっぱい食べて元気になってね!」 などと言いながら食料を口移ししようとするが、反応はない。 それでも母ゆっくりは食料を与えれば治ると思っているのかそれを続ける。 中ゆっくりはと言うと他のゆっくりに構う余裕はなく、それぞれ苦しんでいた。 毒ガスの発生源から近いゆっくりほど早く泡を吹き、白目を向いて倒れていく。 毒の効果なのだろう。断末魔のうるさいことで定評のあるゆっくり達は静かに死んでいく。 母ゆっくりも大きな体のおかげでしばらく子ゆっくりを看病できたがとうとう倒れて泡を吹き始めた。 「あばばばばば」 「ゆぐっりぶあぁ」 泡を吹き、声らしい声も出ない状態で母ゆっくりは考えた。 なんでこんな目にあったのだろう。 今まで怖い目に逢うこともなくゆっくりと生きてこれたのに。 子ゆっくりが生まれてからはゆっくり出来ないこともあったけど騒がしくて楽しかった。 他のゆっくり家族と行動を共にしてからはもっと楽しかった。 色んな場所へ旅に出たし、色んなゆっくりポイントを見つけた。 そしてこの洞窟は最良の場所だった。ここなら長く住んでも食料は持っただろう。 ああ、これは夢だ。きっと目が覚めたらゆっくりできるだろう。 そう思ったのを最後に母ゆっくりの意識は途絶えた。 一時間が過ぎた。 「そろそろか?」 「あの兎が言うにはそろそろのはずだ」 たくさんのゆっくり霊夢に村の貯蔵庫に荒らされた。 村の一人の青年が今朝そう報告してきた。 棒やら包丁やら武器を用意していたところ一羽の兎が現れた。 「これを使うといいウサ」 そして、 扉を開けるとそこにはゆっくり達が泡を吹いて死んでいた。 貯蔵庫の中央にいたゆっくりも、部屋の隅でうずくまっていたものも・・・すべてだ。 「すごいな・・・」 「さすがえーりん様の薬だ」 「まったくいい気味だべ」 えーりん印の殺ゆっくり剤。ゆっくりだけを静かに殺す毒ガスだった。 さらに優秀なことにこの毒で死んだゆっくりは食しても無害なのだ。 一方この殺ゆっくり剤を村人に渡した兎はというと、貯蔵庫の様子を見に行って 人のいなくなった家から好物のニンジンを集めていた。 彼女は嘘つき兎として有名な因幡てゐ。 今日も人を騙そうとこの村へ寄ったのだがちょうどこの事件が起きていた。 そこでたまたま永遠亭から無断で持ち出していた殺ゆっくり剤を渡したのだ。 「んー、いいことをしたわ」 盗んだニンジンにかじり付きながらそう言う。 本当はゆっくりをいじめて楽しむつもりために持ち出した毒だったのだが、 大量のニンジンを手にすることが出来たのだ。 (そうだ。ニンジンが無くなったことに人間が気づいたらゆっくりのせいにしてやろう) 悪戯兎としてはゆっくりが増えた方が何かと都合よかった。 いじめられるうえに食に関するいたずらは全部ゆっくりのせいにできるからだ。 今度はゆっくり家族を騙して村の食料を食べさせよう。 そしてそれを人間に教えて、ゆっくりをどう処理するのかを観察して楽しむのだ。そしておこぼれをもらう。 ゆっくりは…最高のおもちゃだ。 終 選択肢 投票 しあわせー! (5) それなりー (1) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ゆっくりブリーダーの訓練所では、今日もゆっくりのエリートと呼べるほどの良いゆっくり達を作り出す訓練が行われている。 「ゆっくりしていってね!」 その部屋は、人工的だが、どこか温かみがあり、そのまま眠ってしまいたくなる様な風情がある。 ゆっくり達の部屋は、これから続く長い訓練の日々に耐えられる精神を身に付けるためにも、ゆっくりにとって本当にゆっくり出来る場所となっているのである。 そんな部屋に、一人の男が、ゆっくりれいむを置いた。 「ゆっくりしていってね!」 このれいむは、どうやら新しく訓練を受けるゆっくりらしい。そのふてぶてしい面構えから見るに、野生のゆっくりのようだ。 「ゆっくりしていってね! ここはれいむのいえだから、おじさんはさっさとでてってね!」 ゆっくりれいむは身勝手な事を言い、環境の良さからここを自分の住みかだと言い張った。 最初、ゆっくりはこの場所の居心地の良さから、必ずこういう態度をとる。 そんなゆっくりを、当然だがブリーダーは即座に叱る。 だが、その言葉は非常に穏やかなものである。 「ここは君の家か……じゃあ、出て行く事にしよう」 そう言い残して、部屋に鍵をかける。数日間の絶食の始まりだ。 「ゆ……ごはん……おなか……すいた……」 「まだご飯をあげるわけにはいかないな、君はまだまだ死なない」 数日前、まるまると太っていたゆっくりれいむが、見る影もなくやせ細っている。 もはや動く事も出来ない様子で、ブリーダーの姿を見ても哀れさを誘うほどの小さな声で訴える事しかしない。 だが、ブリーダーはその様子を見ても眉一つ動かさない。 本当に餓死直前のゆっくりは、言葉を発する事も出来ないし、やせ細るどころかアンコが透き通って真っ黒に見えるほど皮が薄くなるからだ。 ちなみに、この状態のゆっくりに僅かでも食事を与えてしまえば、もう絶対に言う事を聞かない。 例え瀕死になっても、哀れに振舞えば助けてくれる。それを知ってしまえば、ブリーダーの言う事など聞く必要を感じないからだ。 ブリーダーが部屋を出て行こうとすると、ゆっくりは凄まじい勢いで飛び掛ってきた。 「ま”っでえ”え”え”え”え”ぇぇぇぇぇ! ぼん”どに”お”な”がずい”だの”お”お”お”ぉぉぉ!!!」 顔をぐしゃぐしゃにして、みっともなく訴えかけるゆっくりを叩き落し、ブリーダーは部屋を後にした。 「そろそろかな……」 更に数日後。 全身が真っ黒になり、何かを要求するどころか、眼球すらまともに動かないゆっくりれいむを前に、ブリーダーは呟いた。 「これが食事だ。これまで散々自分だけでゆっくりした分を差し引いてる。食べられるだけありがたく思うんだぞ」 こんこんと諭してから、一口分のスープをゆっくりれいむの口元に持って行く。 「おいしい……ゆっくりできるよ……!」 一口でも、僅かに回復したらしい。しみじみと、スープを惜しむ様に味わい続けている。 「これからも、自分だけでゆっくりするとこうなる。わかったら、もう二度と自分だけでゆっくりするなよ」 「わかりました……だから、もっとちょうだい……」 あえぐ様に訴えるゆっくり。だが、ブリーダーはそのまま部屋を出ようとした。 「ま”っでよ”お”お”お”ぉぉぉ! も”っどぢょう”だい”い”い”い”ぃぃぃ! ゆ”っぐり”でぎな”い”ぃぃぃぃぃ!!!」 ドアを閉めた直後、泣き叫ぶゆっくり。どうやら、このゆっくりはまだまだ元気だったらしい。 ブリーダーはため息を一つこぼし、限界を見極める腹を固めた。 「今度はどうかな……」 数週間後、全身が真っ黒になり、もはや生死すら分からないゆっくりの前で、ブリーダーが呟く。 「ご飯をあげる前に、一つだけ言っておく。今回が最後のチャンスだ。これでダメなら、加工所送りにする」 数週間前と同じ様に、だが厳しい顔つきで宣言するブリーダー。 そのままゆっくりにスープを与えると、僅かずつ飲み込んでいく。 「ゆ……ゆ……」 僅かに眼球が動く。哀れがましいその動きを見て、ブリーダーはため息をついた。 「残念だが、君は加工所送りだ。恨むなら恨んでも良いけど、自分が何をしたかゆっくり考えてみるんだな」 そのままゆっくりれいむを抱えて、部屋を後にするブリーダー。 ゆっくりれいむは、なぜかと訴える様な眼差しでブリーダーを眺めていた。 ――ゆっくりの訓練方法、その一。 ――特に野生のゆっくりは、哀れがましい動きをして、何とか同情を誘おうとする。 ――そのため、まずは餓死直前まで追い込む事で自分の立場を理解させ、それでもダメならば加工所へ送る。 ゆっくりブリーダーの話が出てきてあまりにも嬉しかったので、書いてみました。 この後もいくつかありますが、イジメ系ではないので削除させていただきました、ご了承下さい。 下記は、訓練方法そのニ~五です、ゆっくりに本気で訓練施すとなると、多分こんな感じになるのではないかなぁと思います。 ――ゆっくりの訓練方法、そのニ。 ――他の者の苦しみを無視する、自分だけ食事を摂ろうとするなど、自分勝手な行動に出たゆっくりは叱る。 ――どれだけ優秀でも、自分勝手な行動だけは決して許されない事を頭に叩き込む。 ――ゆっくりの訓練方法、その三。 ――ゆっくりを叱る時は、他のゆっくりから見えない影で、諭す様に叱る。 ――ゆっくりにもプライドは存在する。それを崩さない事を念頭に置く。 ――ゆっくりの訓練方法、その四。 ――一度でも人間やその係累に危害を与えたものは、加工所送り。 ――周囲のゆっくりに聞こえる様に加工所送りを宣言する事で、絶対にやってはいけない事を頭に叩き込む。 ――ゆっくりの訓練方法、その五。 ――ゆっくりを褒める時は、他のゆっくりが見える様な状況で、可能な限り褒める。 ――ただし、褒めすぎて調子に乗らない様注意する事を念頭に置く。 by319 このSSに感想を付ける
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ゆっくりを求めて 神社が近くにある丘の上。 空を見上げれば雲ひとつない晴天、くっきりスカートの中が見える。 樹は青々とした葉をつけ花々が美しく咲き誇っている。 厳しい冬が終わり、丘は春の陽気に包まれていた。 二海峡市旧坪町のはずれにあるピクニックにもってこいの場所である。 「「ゆっくりしていってね!」」 ゆっくりとした風景に誘われて出てきたゆっくり達がゆっくりと挨拶をしている。 バスケットボールサイズのゆっくりれいむとゆっくりまりさである。 ゆっくりはゆっくりするべくゆっくりと日向ぼっこを楽しんでいる。 「ゆっくり!!」 「「ゆっくり! ゆっくり!」」 その近くではソフトボールほどのゆっくりが楽しそうに遊んでいた。 転がるゆっくりをゆっくりと追いかけていく遊びである。 誰も邪魔されずにゆっくりがゆっくりとゆっくりするためにゆっくりできる時間がここにある。 そんな平和(ゆっくり)な光景を一つの叫び声がすべてを台無しにした。 「ヒャッハー!! 我慢できねぇ!! 虐待だ!!?」 「ゆーーーーー!!!」 「やめてね、いたがってるよ!」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」 気合い一閃、近くにいたバスケットボール大のゆっくりまりさをつよく蹴り飛ばした。 ゆっくりは岩にぶつかり大きく変形する。 ぶつかった衝撃に耐え切れず皮は破れ中身があふれていく。 傷は大きくほうって置けば確実に致命傷である。 あまりのことに呆然としていたゆっくりのうち ソフトボールサイズのゆっくりれいむのもみあげを掴んで持ち上げた。 持ち上げられたゆっくりは何もできずに叫ぶばかりである。 衝撃的な状況で呆けていたゆっくりれいむだが、叫ぶ子ゆっくりに気がつきやめるように言ってくる。 その声は必死ではあるがどこか小ばかにした印象を抱かせた。 奇声をあげたのは一人の男である。 春だというのに黒のロングコートにブーツさらにサングラスまでしている。 まことに怪しいいでたちである。 「ハッ! あんなたまんねー状況を見せられて我慢できるかっての。饅頭は須らく潰されるべし!」 男はそう言い捨てると腰の後に刺していたチャッカマンを取り出し底面を焙りだした。 改造されたチャッカマンの火力は凄まじく瑞々しい底面はすぐに煙を上げ焦げだした。 あたりに香ばしい匂いが立ち込め、それとともに子ゆっくりの動きが鈍くなっていく。 「あついよ! やめてね! はなしてね!」 「「「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」」」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」 ゆっくりれいむは焦げていく体に危機感を抱きやめるように呼びかける。 しかし、その表情はどこか人を小ばかにした顔でありどこか余裕が伺える。 残されたゆっくり達はは目の前の凶行にどうすることもできず叫んでいる。 必死なのだろうが甲高い声が気に障り逆効果である。 炙っている炎が手にもあたるが防火処理の施された手袋をしているので問題はない。 男は気にせず火力を上げて底面だけでなく、髪や飾り、口、目を燃やし焦がしていく。 蹴られたゆっくりはただただ痙攣しているだけである。 「ヒャッハー! いい声で鳴け! 俺の渇きを癒してくれ!」 「ゆ゛」 雄たけびを上げつつ、つかんだゆっくりれいむを丹念に焼き上げてる。 むらなく焦がし尚且つ生かしているゆっくりを無造作にほうり捨てる。 先ほどと同じサイズのゆっくりまりさを捕まえ袖に仕込んでいた針を取り出す。 取り出した針で線を描くように外皮を傷つける。 ほっぺたにあたる部分から少しずつ削っていき、ある一点に狙いをさだめる。 弾力に富んだ外皮は一瞬抵抗をするも、たやすき突き抜けて針は内部へと食い込む。 様々な角度から異なる長さの針を次々と突き刺しその反応を見ていく。 「いたいよ! ささないでね! はなしてね!」 「「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」」 「「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」」 ゆっくりは針を刺すたびに叫び訴えかけてくる。 その顔はにやけ顔でありかなりふてぶてしいものであった。 下にいるゆっくり達は放り捨てられた子ゆっくりと持ち上げられた子ゆっくりを交互に目を向けながら叫ぶだけである。 なお、最初に蹴られたゆっくりは一瞬のうちに視界から消えたのでも認識できていないようだ。 途中、手元が狂い針先が指に突き刺さろうとするが特殊繊維で作られた手袋はびくともしない。 「ヒャッハー。何を言っても無駄だ。饅頭どもは此処で潰れるのだ」 「ゆ゛」 数十本と刺し針山となったゆっくりまりさをみる。 これ以上指す場所がないと判断してそこらへんに転がしておく。 次の獲物である子ゆっくりれいむを持ち上げた。 ブーツに仕込んでいた錐を抜き出し構える。 ゆっくりの目に獲物の先端を突き付けジワジワと近づける。 「いたいのはいやだよ! やめてね! はなしてね!」 そんなことを訴えるが、意味のない鳴き声である。 無視して目に錐を突き立てる。 かすかな抵抗ともに何かはじけるような感触と共に目に錐が突き刺さる。 そのまま錐を動かしえぐり目を取り出す。 「いたいよ! くらいよ! はなしてね!」 「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」 「「「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」」」 子ゆっくりれいむは叫びを上げるがただそれだけである。 地面にいるゆっくりれいむは壊れたレコーダーのように同じ声を繰り返すだけである。 両目をえぐったあとも他の場所を執拗に突き刺していく。 まるで何かに取り憑かれたかのように刺していく。何度も、何度も……。 「……ひゃっはー。あとはてめぇだけだ」 無事なところはなく、ずたぼろになった子ゆっくりれいむを地面に捨て置く。 最後に残ったゆっくりれいむに詰め寄る。 「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」 「「「「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」」」」 目の前にあるのは瀕死のゆっくり×4にバスケットボール大のゆっくりれいむが1。 瀕死のゆっくりは細かく震えて「ゆ゛」としか言わなくなっている。 放っておけば「もっと……ゆっくりしたかった……」という台詞と共に静かになるだろう。 「…………飽きた」 突然、男が動きを止め気だるくため息をついた。 「なんつーか、バリエーションが乏しいんだよな。もっと、なんていうか……こう、 『れいみゅのしゅてきなあんよがー』とか 『まりしゃのもちもちのびはだがー』とか 『れいみゅのちゅぶらなおめめしゃんがー』とか そんな叫び声はないのか?」 「…………ゆ?」 あまりに理不尽な問いにゆっくりレイムは呆然とするだけである。 「俺の住んでるところだともっと色々な声が聞けるんだけどなぁ」 生物とみなさず、饅頭としてあつかってるゆっくりに語りかけるなど、この男はかなりキている。 ちなみにこの男、住所は双葉市虹浦町である。 「最近、ここらへんのゆっくり虐待に飽きたから旅にでる!」 とわざわざ遠く離れた旧坪町にきたのだ。 「んー、どうればいいと思う?」 「ゆ、ゆっくりしようよー」 しゃがみ込み顔を近づけゆっくりれいむにそう問いを投げかける。 ……末期ですね本当にありがとうございます。 「よっいしょっと」 「ゆゆゆ?」 背負っていたギターケースを下ろし、ふたを開ける。 そこにあったのはたくさんのアマアマ……ではなく巨大な鎚が入っていた。 「あー、あれだ。これ以上やっても似たような反応だし潰すわ」 「!? ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!!!」 男は鎚を手に取り面白くなさそうに言い捨てる。 その発言にゆっくりはもっとゆっくりするよう全力で訴える。 当然である。あんな鈍器で叩かれたら人間も昇天する。 「うーん、どうしようかなぁ……そうだ! 『げすはゆっくりしないでしね!』とか 『でいぶはつがいがしんでがわいぞうなんだよ!』とか 『あまあまちょうだいね! たくさんでいいよ!』とか 俺を楽しませるような台詞を言ったら見逃してやるよ」 男は鎚を肩に担ぎ悩むしぐさをしていると、何か思いついたように声を上げた。 その提案はどう考えても死亡フラグの塊である。 たとえ言えたとしてもその瞬間つぶされているだろう。 そのような無茶な発言にゆっくりれいむは答えた。 「ゆっくりしていってね!(キリ」 ゆっくりれいむはなにか確信したかのように叫んだ。 これがすべてだ。これ以上のことはない。これですべて終わる。 その顔は「やったよ! ゆっくりしてくれたよ!」と達成感にあふれる顔だった。 「……そぉい」 あまりにむかつく顔だったので全力で槌を振り下ろした。 すさまじい轟音と共にゆっくりは粉々になった。 鎚を上げるとバラバラになった餡子は周りに飛び散り花を咲かせているのが見える。 「きたねぇ花だ」 そう言い捨て瀕死だったゆっくりに目を向ける。 「「「「………………」」」」 へんじがない、ただのしかばねのようだ どうやら目を放している間に永遠にゆっくりしてしまったようだ。 「……本当につまらん」 ゆっくりまりさの被っていた帽子を取ると、それで道具についた汚れを拭き始めた。 「あ〜〜、いつもだったらここで 『まりさのおぼうしをかえしてね!』とか 『せいさいされたくなかったらさっさとかえすのぜ!』とか 『ゆんやー! もうおうちかえる!!』とか 『そんなことよりおうどんたべたいよ!!!!』とか 気持ちいい台詞が聞けるのになぁ」 道具を拭き、しまい終わると持っていたゴミをまるめてほうり捨てた。 ゴミ―――ゆっくりまりさの帽子は転がり餡子の花の近くで止まった。 「ちょっとまちなさい」 落ち着いたすずやかな声で制止がかかる。 「なんだ?」 振り返ってみると、そこには巫女服を着た女性が立っていた。 「それをやったのはあんた?」 指を刺したところにはずたぼろになった饅頭が4個あった。 大きくへこみ皮が破れ中身が出ている饅頭が一つ。 表面が真っ黒となり見た目は炭にしか見えない饅頭が一つ。 見た目は一筋の線が見えるだけだが壮絶な苦悶の表情を浮かべ転がっている饅頭が一つ。 (注:針がかなり細いため刺した穴自体は大きくないのだ) 目もなく皮がずたぼろになっている饅頭が一つ。 「……あぁ、そうだ。ついでにあんたの足元にあるのを含めて5つかな?」 その格好になかば見とれながら返事をする。 つややかな髪はやわらかく風に流れ、その流れを戒めるように赤いリボンで結ばれてる。 意志の強そうな目は涙をため怒っているも泣いている様にもとれる。 鼻筋も通っており、その下でかわいらしい唇が何かをつぶやいている。 どこかで見たような感じもしないでもないが、とても美しい顔立ちといえるものだ。 視線を下に移すと細い体のラインが見えた。 肩が出るデザインの巫女服であり、赤と白で彩られた綺麗なものである。 胸は小さすぎず大きすぎずほどよい大きさだ。 腋がまぶしい。 さらに下に視線を移すと綺麗な脚線がみえる。 その足元に先ほど放り投げたゴミ(帽子)がみえた。 「そ、そうか。ゴミを捨てちゃダメだな。急いで片付けるよ」 こちらを見た眼差しがきつく感じたのは、 先ほど投げたゴミについて怒りのせいなのだろう。 「……し……っくりが……」 ここで、何か巫女が言っているのに男は気がついた。 耳をすませるとだんだんはっきりと聞こえた。 「わたしの饅頭(ゆっくり)が……」 この台詞に男は顔をしかめた。 飼いゆっくりだとは思っていなかったのだろう。 確認のために視線をゆっくりに向けるがその飾りにバッチはない。 しかし、たとえ飼いゆっくりは外に出さないのが常識であり、 その常識を無視したゆっくりは例外なく死んでいくのだ。 ゆっくりは存在自体が害であり、目に入れば潰す存在であるというのが常識だ。 男はその常識にのっとり潰したに過ぎない。 だが、美人が泣いているのならば別である。 ここはひとつ謝っておくのがよいという判断だ。 男はひとりうなずき巫女に声をかけようとする。 「なぁ。すま…………」 しかし、謝罪の言葉は最後まで言い切ることができなかった。 なぜなら、大量の針と札が投げつけられたからだ。 男は紙一重で横に飛んで攻撃をかわした。 「ちょ、え? なにこれ?」 「饅頭(ゆっくり)の恨みを思い知りなさい……」 静かに告げるその言葉には確かな殺意がこもっていた。 巫女はおやつに取っていた饅頭(ゆっくり)がつぶされ食べれなくなった事に怒っているのだ。 巫女は宙に浮き、札(スペルカード)を取り出すと死の宣告をつげた。 「霊符『夢想封印』」 「まてまてまてまて \ピチューン/ 」 to be continued? あとがきポイなにか ゆ虐どころかSS自体はじめて書きました。 表現とかいろいろ難しいです。 結構前からチェックしてるけど昔と変わってきましたねぇ。 ゆっくりの設定はやや古めのものをモチーフにしてるつもりです。 だから素敵な巫女が出てきたりします。 (まぁ、次があっても出番ないけど) 故にバッチ設定など存在せず、ゆっくりが害獣として認識されてないのである。 作品に出る男の武装は 袖に仕込んだ大量の針 ブーツに仕込んでいる錐 腰の後につけているチャッカマン(改造済み) 懐に入れてる煙球や薬品類 ギターケースに入れてる鎚、その他 研究肌の虐待鬼井山謹製の手袋 です。 まだ増えるかも。 ふたばでは全然評価されなかったのでこちらに投下します 何か至らぬ点があれば苦言をよろしくお願いいたします。
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注意!!! HENTAIネタがあります 「ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北」の設定をパクっています バッヂ設定有り 虐待成分はちょっとぬるめ 「んほおおぉぉっぉおおぉ!!!! ずっぎり"ー!!!!!」 一匹のみょんがゆっくり特有の嬌声を上げ、すっきり発言をする。言うまでもない、これは交尾で「すっきりー」した合図だ。 交尾の相手なのであろうまりさは嬌声も上げずにニヤニヤと気色悪い笑顔でみょんを見つめる。 本来であればみょんは「すっきりー」して「しあわせー」な訳だが、なぜか泣きながら「すっきりー」宣言をした。 そして、「すっきりー」出来なくて不満であるはずのまりさは薄ら笑いをやめない。 その交尾の様子を見ていた人間達。ある者はまりさのように神経を逆なでするニヤけ面になり、またある者はみょんのように泣きそうな顔になっている。 ここはゆっくりの闘技場。だが、殺し合いを行う闘技場ではない。 ゆっくり達は互いの性テクニックを競い合い、人間は勝ち負けに金を賭ける場所。「性淫徒(セイント)ゆっくり闘技場」なのだ。 みょんの飼い主である青年はみょんを抱きかかえその場を後にする。一方、まりさの飼い主は次の対戦相手を見ようと観客席に移動する。 次の対戦はゆっくりまりさとゆっくりぱちゅりーだ。 互いの飼い主がリングにゆっくりを乗せ、リングから離れる。 「んほおおぉぉぉおおぉぉぉ!!!! すっきりーーーーー♪」 結果はぱちゅりーの圧勝だった。 『おおっとぉ!!! まりさ選手為す術もなくまたもやすっきりー宣言してしまったああぁぁぁ!!!!! 根性無いぞまりさぁ!! 2ポイントあっという間にとられてしまったぁぁぁ!!! やはりブロンズバッヂではゴールドバッヂには勝てないのかぁぁぁ!!? こんな醜態晒したら飼い主も大恥かいてるぞぉおお!!!』 司会の男はここぞとばかりにまくし立てる。 アホ面を晒すまりさの帽子には金で買えるブロンズバッヂ。このだらしないまりさを見れば、野生のまりさを急遽飼いゆっくりとしたことが伺える。 呆れたとでも言わんがばかりの表情のぱちゅりーにはゴールドバッヂ。厳しい審査を受け、手にしたバッヂはこのぱちゅりーの飼い主が一生懸命ぱちゅりーを教育したことを表している。 クソッ! さっきのれいむといい、今のまりさといい全くの役立たずじゃねーか!! 何が「すっきりーならじしんがあるんだぜ!」だ! あの役立たず共め!! 帰ったらぶっ殺してやる!!! 俺はこのどす黒い感情を相手と馬鹿面のまりさに悟られないよう笑顔でまりさを迎えに行く。 「ゆっ! おじさん! まりさはいっぱいすっきりー! したんだぜ」 くっ! ぶっ潰してぇ・・・!!! だがここで殺すのはまずい。俺はまりさを抱え上げ、対戦相手のぱちゅりーの飼い主の男に会釈し、その場から立ち去る。 入り口の預かり場所に行き、預かって貰ってた荷車とゆっくり一家捕獲用の透明な箱に収納されたれいむを受け取り、会場を後にした 会場からある程度離れた頃に箱のふたを開け、まりさを投げ込む。 「ゆぎゅべっ!!!」 あ、ちょっと餡子吐いてら。 まりさは苦しみ、れいむはずっと抗議している。ふたを閉め、俺はそんなアホどもはカレーにルーして歩き続ける。 この二匹は昨日家族で留守中に俺の家に侵入した不届き物だ。ドア締めとくべきだったよ全く・・・ 「ゆゆ! ここはれいむたちのおうちだよ!!! ゆっk(ry」 「うっせえええぇぇぇええぇ!!! 糞饅頭があぁぁぁ!!!(ぐちゃっ!)」 「れ゛いう゛のあがちゃんがあぁぁぁああ!!! ぎゅべっ!!」 「まrぐぎゃっ!!!!」 「てめえらはただでは死なせてやらねえ!!! たっぷり苦しめて殺してやる!!!」 「お兄ざんごべんなざい!! 何でもずるがらだずげでえぇぇぇええ!!!」 「きくみみもたn・・・いや、チャンスをやろう。明日の「性淫徒ゆっくり闘技場」に出てベスト4入りできたら助けてやる」 (んで、内容を説明してやった) 「ゆっ! それなら楽勝だよ!! れいむは群れで一番すっきりーがうまいんだよ!!! れいむのまむまむに骨抜きにならないゆっくりなんていないんだよ!!!」 「まりさもすっきりーならじしんがあるんだぜ! まりさのぺにぺにはさいこうなんだぜ!!!」 とまあ、こんな事が昨日あってな、何となく買っていたブロンズバッヂを付けてやって、参加登録をしてやったわけだ。 結果は言わずもがな、共に一回戦瞬殺負け。 正直、俺も二匹もいればどっちかはベスト4入りするんじゃないかなあ・・・って考えてたけど甘かった。 こいつらの群れでは大したテクニシャンだったかも知れないけど、鍛えられた飼いゆっくりからすればゴミみたいなモンなんだなぁ・・・。 はあ、とため息をついてる間に家に着いた。二匹はすやすやと安らかに寝ていたので、 ふたを開ける(がたっ) 殴る「ゆぎっ!!」「ぎゅぺっ!!!」 「な"にずるn」 ふたを閉める(がたっ) いやー、生意気なゆっくりをぶん殴るのって気持ちが良いなぁ♪ さて、こいつらこれからどうやって殺そうかなって・・・あれ? どうやら鍵をかけ忘れたようだ。参ったね。まあ、取っ手は丸形だからゆっくりごときには開けられないでしょ。 俺は家に入り、居間にクズ二匹を箱ごと放置し、水を飲にみ台所に向かう。 俺が台所に着くとそこには「ゆっくりてんこー」こと「ゆっくりらん」(以下らん)がいた。そしてらんの目の前には食べかけの人参が・・・ 「この糞饅頭があああぁぁぁ!!!」俺は怒りにまかせて殴り潰しに掛かる。 が、らんは後ろに飛び退き、逆に俺に体当たりを仕掛けてきた。 「こーーーーーん!!!!」 そして俺はらんの体当たりを正面から顔面に受け、よろめいた。 (ぷにぷにしてちょっと気持ちいいかも) 攻撃に成功したらんはそのまま勢いに乗って人参を咥え、突進してきた。人参が武器ってどうよ? 微妙過ぎね? 「ぎゅべらっ!!!!」 まあ、そのまま突進なんかしたら蹴りのカウンター喰らう事になるんだけど、餡子脳には予測できないか。 「さてと」俺はらんを左手で持ち上げ、右手で殴る。「ぎゃっ!」殴る「ぶゅぶっ!」殴る「ぴぎぃっ!「らんじゃまああぁぁぁ!!」」 殴っているとちぇんが現れた。 俺は半殺し状態のらんを流し台の上に乗せ、ちぇんに向き直る 「よぐも"ら"んじゃまを!ゆ"っぐり"でぎなぐじでやる"う"!!!」 ちぇんは俺に体当たりを仕掛けるが、らんの二の舞となった。 「ぎゅべっ!! わがらないよおぉぉぉおおぉぉ!!!」ちぇんを持ち上げる。 しかし「ゆ"っ!!」本当に「ぎゅべっ!」不思議だよなー「ぶびゅっ!!」人間に勝てないって分からないのかなぁ「ぷぎゅる!!!」 「もうやべでぐだざいいいい!!!!」 ちぇんを殴り続ける俺にらんが泣いて懇願した。 「ごべんなざい"ぃぃ! らんをぶっでもいいでずがらぢぇんをはなじであげでぐだざいいいぃぃいい!!!」 「えー、やだ」即答 「なんでぼじばずからおねがいじばずううぅぅうう!!!」 んー、あ、そうだ良いこと思いついた。 「何匹で来たんだ?」「ぶだりでぎましだ!!!!」「嘘つき嫌い」「ほんどおでず!!!らんがぢぇんをむりにざぞっでぎだんでず!!!」 たぶん本当だろう。「らんがちぇんを連れてきた」というのはたぶんちぇんを守るためについた嘘だろうけど。そんなのはどーでもいいや 「そういやおまえらどうやって入ってきたんだ?」「じっぼをづがってはいりまじだ!!!」 へえ、このおいなりさん使うことが出来るんだ。後で見してもらおっと。 俺は意識不明となったちぇんを叩き起こし、らんと一緒に居間に運ぶ。 その間、らんはちぇんを気遣って「だいじょうぶ?」とか「らんがきっとたすけるよ!」とか言ってた。 死にかけなのにがんばるねぇ 「おい、糞饅頭共!」 らんとちぇんはびくりと反応する。どちらも怯えた表情で俺を見上げる。この表情たまんねえなぁ・・・ 「どっちかがあの二匹を始末しろ」 俺は透明な箱で眠りに就いているゴミ饅頭二体を指さす。ってか、また寝てんのかよ・・・ 「らんがいくよ・・・」怯えるちぇんを気遣ってのことだろうな 丁度良い処刑方法だ。役立たずのゴミが勝つか、それとも死に損ないが勝つか どっちが勝ってもみんな死んで真っ平らになるんだけどねー♪ 「らん、あの二匹を起こしてこい。一応ルールを説明してやるから、まあそのまま殺しちゃっても構わないけど」 と言って、透明な箱にらんを入れる。 「おきろ」体当たりをしてらんは二匹を起こした。へえ、結構従順だねこいつ。 (ルールを説明した。ルールと言っても殺し合いに勝った方を生かしてやるっていうだけだが) らんは善戦したが、もともとさっきの暴行で死にかけている体だったからすぐに逆転された。 何度も体当たりをされる。しかし、突然体当たりをやめた。 「ゆっ! よくみたらばかちぇんとばからんだよ!!!」 「そうだぜ! いつもいじめてたばかふたりぐみなんだぜ!!」 ん?どうやら知り合いらしいな 「知り合いか?」 「そうだよ! おなじむれにいたあたまがわるくてやくにたたないちぇんとちぇんをいじめてるとじゃましてくるばかならんだよ!」 「ばかにごはんはいらないからまりさたちがいつもごはんをもらってあげたんだぜ!!! むれのにんきもののまりさたちがみんなにいって こいつらをゆっくりできないようにいじめてやってたんだぜ!!!」 平仮名ばかりだと読み辛いなー。全く 要するにこいつらのせいでらんとちぇんは群れでいじめられてたわけなんだな。 まあ、そこはどうでもいいけど。 「ゆっへっへ、いつもちぇんをいじめるとじゃましてくれたおれいにいきたままたべてあげるんだぜ!」 「ゆっ! れいむたちにたべてもらえるんだからかんしゃしてよね!!!」 そう言ってらんを食べ始める二匹。顔を、尻尾をばくばくと食べる。食い破られた皮から餡子が流れ出る。 こりゃ死んだかな? と思っていたら、ちぇんが俺の手の中で暴れだした 「らんしゃまああぁぁあぁぁ!!! わがるよおおおお!!! いまだずげにいぐよおおぉぉぉおお!!! はなじでおにいざんんん!!!!」 二匹は無視してらんの尻尾を貪る。尻尾がのこり三本となった頃に、 「れいむ! らんですっきりしようなんだぜ!」 「ゆっ! そうだねらんのまむまむですっきりしてからたべようね!!!」 なんとも勝手なことを言う饅頭共だなぁ、ちぇんは相変わらず暴れてる。 鬱陶しいなぁ、さっきまで死にかけだったくせになんでこんなに暴れるんだろう・・・ ふと思った。「これは使えるかも!」 何がどう使えるのかは考えない。とりあえず、レイプされそうになってるらんを助ける。 んで、昨日のひっつみの残りを使って応急処置。 ゴミ饅頭二匹はなんか抗議しているけど無視無視。 餡子を食わせてオレンジジュースを飲ませるとらんは「ちぇん・・・」と呟いた。 ちぇんは「ら"んじゃまあああぁああぁぁぁ! ぢぇんはごごにいるよおおおぉぉぉぉおお! わがっでねえぇぇえ!」と叫ぶ。 らんは「おにいさん・・・かてなくてごめんなさい・・・らんはころしてもいいから・・・ちぇんをたすけてください・・・」 約束では「勝てなかった=二匹とも殺す」のはずだけど、こいつはそれを承知の上でこんな事言ってんのかね まあいいやどうせ勝っても負けても殺すつもりだったから約束なんてなかった事にしよっと。 「いや、お前ら二匹とも助けてやるよ」 二匹とも一瞬だけ驚愕の表情で固まり、すぐに頭の上に「?」マークでも乗っけていそうな表情をした。 「二匹とも」まで聞いて二匹とも殺されると勘違いして、その後「助けてやる」って聞いて状況を把握できなくなったって所だなきっと。 つづけていい? 今度はドスまりさとか出さずに「ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北」に出てきた闘技場(性)をネタにSSを作ろうとしたら、 冒頭に出ただけじゃねーかよ。何やってんだよ俺・・・ ちぇんとらんってかわいいよね。「ちぇ、ちぇえええええええええええええええん!!」「らんしゃまあああああああああああああぁ!!」 是非とも拳で可愛がりたいですね。 HENTAIネタは大好きですが、やりすぎて引かれることのないようにしたいと思います。 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1〜3 このSSに感想を付ける
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俺設定 いじめ分はあんまりないです すっきり描写あり ***************************************************************** ゆっくり絶滅作戦 ***************************************************************** 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆゆ? にんげんさんはゆっくりできるにんげんさん?」 「ゆっくりできるならあまあまをちょうだいね、 ゆっくりできないならゆっくりしんでね!」 瞬間、床に餡子の花が咲き、俺の手が黒く染まった。 ***** ゆっくり。 数年前から出没するようになった人語を話す饅頭型の生命体。 発見当初はああ不思議生物かーへーで済まされたものの、 いざ数が増えてみれば、畑が食い荒らされていたり、人家に住み着いたり、 道行く人に食い物を要求したり・・・・・・などとうざいことこの上ない。 挨拶というか開口一番に「ゆっくりしていってね!!!」と言う割には、 全然こちらをゆっくりさせるどころか、ひたすら面倒を強いる。 このことについて暇な日にてとことん問い詰めた所、 「ゆっくりをみれたにんげんさんはとってもゆっくりできるんだよ!」 「それにゆっくりしていってね、までいわれてとてもしあわせものなんだよ!」 「だからにんげんさんはゆっくできるおかえしをしなくちゃいけないんだよ!」 と吐いてくれた。即食った。おいしかった。 つまり奴らは人間に会った時、 (ターゲット発見、ゆっくりサセテ対価ヲ要求シマス) 「ゆっくりしていってね!!!」 (契約・・・・・・完了、カウント開始) (1秒・・・目ノ前ノ人間ハ死ヌマデゆっくりノ奴隷、同時ニ食物供給義務発生) (2秒・・・コノ人間ノ子孫モゆっくりノ奴隷、食物ノ質ヲランクアップ) (3秒・・・コノ人間ノ血族モゆっくりノ奴隷、住居授与義務発生) (4秒・・・全テノ人間ガゆっくりノ奴隷確定) (5秒・・・世界ガゆっくりノモノ確定) (6秒・・・・・・) などと俺推測で何とも恐ろしいことが行われていたのだ! 「だからゆっくりを絶滅させよう! な!!」 と友人に話したところ、 「うるさいもう寝ろ」 「だから・・・」 「寝言は寝て言うものだろ、だからとっとと寝てくれ頼む」 とのきついお言葉と共にうざったいという目で俺を見る友人。 「これは世界の危機だ! 決して寝言などでは・・・・・・」 「そうか、起きているから戯言と言いたいのか」 軽くあしらおうとしているのは俺の目にも明確。 「だいたいお前がゆっくりが~って話をするのはこれでもう10回目だぞ」 「ゆゆ?俺そんなに話してないよ!」 「ゆっくりのマネをしてとぼけても無駄だぞ」 ゆっくりの話し方は意外と使える。 例えば文末に「だからあまあまちょうだいね!」と付けると、 どんないい説法ももれなく台無しにしてくれる。 「今お前はゆっくりを食っているがな、いつか食われる日が来るぞ!!」 「お前のゆっくり終末論を聞いてるとさ~ 頭がおかしくなってつい変なもの作っちまったんだよ」 「お前はゆっくりの口の中で『どぼじでぞんなごどずるのおおお』ってさけ・・・ん?」 「今なんて言った、友人よ」 「つい『変なもの作っちまった』」 「ずばりそれはゆっくり絶滅に・・・・・・」 「ああ、貢献するだろうな」 それだけあしらっておいてこんなドッキリとは・・・・・・。 友人は間違いなくツンデレというやつである。 「んほおおおおぉぉぉぉ!!!」 「喜ぶのはいいが近寄らんでくれ、頼む」 ****** 友人宅には地下室がある。 そこ何かしらの研究に使っているという。 借家住まいにとっては憧れの存在。 地下 実験 のキーワードでこれまでどれだけのロマンを生み出してきたか。 だが・・・・・・。 「ここいつ来ても暑いな」 「言うな」 風通し0。とにかく暑い。 「昔の人の想像した冷気を出す機械を導入しようぜ」 「普通にクーラーと言えよ」 と邪険にしながら何かを持ってきた友人。 「よし、これがお前がレベル上げしている間に完成させた作品」 「そこ痛いとこだから言わないで」 目の前に出されたのはゆっくりれいむの入っている水槽。 何の変哲もないれいむのようだが・・・・・・。 「ゆ~ゆゆゆ~♪ゆっくり~♪」 「作品というか作詞か?」 「そうかしばかれたいか」 「いや、おうた歌っているからてっきり」 「お楽しみはこれからだぞ」 と友人は水槽のなかにゆっくりまりさを投入した。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 いたって普通のゆっくりの挨拶である。 そのまま体を寄せ合ってす~りす~り。 ひょろひょろとした舌でお互いにぺ~ろぺ~ろ。 「これは潰していいゆっくり?」 「いいから黙って見てろ」 こんなところでゆっくりの団欒風景を見せられるとは思わなかった。 すりすり、ぺろぺろ、ゆゆ~、すべてが俺のストレッサーを加速させる。 そしてとうとう俺の手の制御が外れそうになったその時! 「むしゃ!!」 「ゆぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」 れいむがまりさのほほの辺りに噛み付いた。 そのままれいむは「むーしゃむーしゃしあわせ~♪」に移行する。 噛み付かれたまりさは「ゆ?ゆ?」と状況をよく理解できていない様子。 「どぼじでぞんなごどずるのお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」 「まりさのあまあまさんはとってもゆっくりできるよ~♪」 「まりざあまあまざんじゃない゛い゛い゛ぃ゛゛ぃ゛ぃ゛!!」 「あまあまさんはゆっくりできるんだよ!!むーしゃむーしゃ」 「やべでえ゛よお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!! ばりざをだべだいでえ゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」 「しあわせ~♪」 先ほどまでの団欒がうってかわって食う食われるの関係へと変化した。 幸福のシーソーが大きく傾いていく。 「ばりざばれいぶどおなじゆっぐりでじょお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 「そうだよ!れいむとまりさはゆっくりだよ!!」 「だがらぞんなごどじ」 「でもれいむはまりさのあまあまのほうがすきだよ!!!」 「ゆっぐりでぎない゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 無慈悲なるれいむの牙、というか飴細工の歯は、 まりさの目を皮をあんよを飾りをすべてを砕く。 そして辞世の句を読まないまままりさはこの世を去った。 「たべおわったら?」 「ゆっくりごちそうさまでした!!!」 満腹で今にも眠りそうなれいむからは、 何回も同じ殺しをやってきたようなオーラが漂っている。 「友人よ・・・これは・・・」 「ああ、れいむにちょっとしたことを教えてやったのさ」 「それはつまり―――」 「同族の味だ」 友人の話によると、普通のゆっくりはゆっくりの中身があまあまである、 ということを知らずに生きている。 それはゆっくりの「ゆっくりしたい」という欲求のおかげだ。 なぜなら仲間の中身があまあま分かれば、友人同士隣人同士食い合ってしまう、 というなんともゆっくりできない環境が誕生してしまう。 なので「ゆっくりしたい」欲求はあえてゆっくりの中身はあまあまという情報を消し去っているのだ。 そこに目を付けた友人はあえてその禁忌を犯させた、とのことだ。 「あくまで俺の想像だがこれで間違いないとは思う。 もし違ってたらゆっくりなんてものはこの世界からひっそりと消えているはず」 「そうであって欲しかったな、友人よ」 いたって単純な方法で、俺にでもできそうなことだ。 これで明日やることは決まった。 山に赴いてゆっくり捕獲、そのままバトルロワイヤル。 そこで生き残ったゆっくりは同族の味を覚えて、 解放した後もゆっくりを食い荒らすだろう。 負けたりはしないのか?あえてそれは考慮しない。 なぜならバトルで生き残ったゆっくりは相当強いゆっくりだからだ!! 「だから俺明日山に行ってゆっくり捕まえてくるわ」 「お前のやりたいことはだいたいわかるが、たぶん骨折り損に終わるぞ」 「なぜそう分かる」 「どんなゆっくりも家族は食わないだろう? それはなぜか? 愛があるからだ。 毎日安定した食料を得たらゆっくりはつがいを作って勝手に増える。 ゆっくり食いゆっくりを作ったところで、それはゆっくりを絶滅させたことにはならない」 「でもこの前家に侵入してきたゆっくりをボコって『家族食えば助けるよ』って言ったら普通に食ってたぞ。そういや途中で目つき変わってたなー」 「ただし武力介入を除く、だ」 「えー」 途中で愛とかどうとかポエマーになりかけてたところを笑ってやろうかと思ったが、 本気でしばかれるとレベル上げに支障が出るのでその心は胸にそっとしまっておいた。 ***** 「しかし友人よ、今回君にしてはえらく手を抜いてないかね」 「まあ・・・手抜きだろうな」 「このままだと人間がゆっくりに虐待される日も違いぞ!」 「そんなことを言うと思って第二弾を用意してみた」 再び水槽を持ってきた友人。 今度は中にゆっくりありすが入っている。 「おにいさん!はやくとかいはなまりさをつれてきてね!!」 「ありす×まりさ、読めたぞ友人よ」 「まあだいたいお察しのようだな。ほれ」 水槽の中にまりさを放り込む。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 と挨拶が終わるや否や、まりさに体を擦り付け始めるありす。 「ゆゆ~ん♪まりさのほっぺきもちいいわ!! す~りす~り」 「ありすもまんざらでもないのぜ!! す~りす~り」 す~りす~り。確実に怒りゲージをためていく。 お、今ゲージが1本満タンになったぞ。 「ところで友人よ」 「何だ?」 「まりさって『~だぜ』口調とそうでないやつがいるけどなんでなんだぜ?」 「知るか」 と他愛もないことを話していると、 す~りす~りからヌッチャヌッチャと気色の悪い音に変化していた。 ネトネトとした汁が徐々にお互いの体に広がっていく。 それを擦り込むようにより強く、より激しくすりすりを・・・・・・。 「これはゆっくりの子作りでは・・・・・・」 「正式には『すっきり』と言うらしい。俺が考えたんじゃないぞ」 「そんなのに興味があったなんて・・・・・・引くわー」 「勘違いもほどほどにしろよ、な」 ヌッチャヌッチャはさらに加速している。 ゆっくり共はもはやゆっくりとは言いがたい速度でのすりすり。 「いいよおおおおぉぉぉ!!まりさきもちいいわあああぁぁぁ!!!」 「ありすぅ!ありすもきもちいいんだぜえええぇぇぇ!!!」 激しく震えるゆっくり、そしてその先に待つのは、 「ありすいっちゃううううぅぅぅ!!!おかしくなっちゃうううぅぅぅ!!!」 「まりささまもいっちゃうんだぜえええええぇぇぇ!!!」 「「んほおおおおおおおおぉおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」 「「すっきりいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」」 すっきり、具体的に何がすっきりしたのかはあまり口に出したくはない。 「つまり爆発した性よ」 「だから言おうとするなって友人」 「とってもゆっくりできたわ、まりさ!」 「さいこうだったんだぜ!ありす!!」 あの激しい動きがゆっくりできた? と疑問符を浮かべずにはいられないが、 とにかくゆっくりがゆっくりしているんだから幸せなんだろう、たぶん。 しかしどこか違和感がある。 「ん? 待てよ。こいつらニョキニョキーって赤ちゃん生まれるんじゃないのか?」 「ようやく気づいたな、そこが今回のポイントだ」 「もういっかいすっきりしましょう! まりさ!!」 「すっきりするんだぜ!!」 と話している間にも再びヌッチャヌッチャと音を立てるありすとまりさ。 それをBGMにしながら友人は話してくれた。 ゆっくりが好きな言葉は思いつくところが3つある。 ゆっくり、あまあま、そしてすっきり。そのいずれもゆっくりに強く結び付くからだ。 今回はそのすっきりについて着目した。 本来ゆっくりはゆっくりできるすっきり大好き生物なのだが、 すっきりしてしまうとあかちゃんが産まれてしまうので、いろいろと面倒だ(中にはできたらできただけ産んでしまう個体もいるそうだ。あかちゃんは『ゆっくり』できるから)。 しかしすっきりの代償であるあかちゃんが産まれなかったら? ゆっくりは恐らくすっきりをし続けるだろう。 なぜならすっきりはゆっくりできるからだ。 ちなみにゆっくりは生きるためにゆっくりしているのではなく、 ゆっくりするために生きている。なので何よりゆっくりを最優先する。 生きることはゆっくりする手段に過ぎないのだ。 だから目の前にゆっくりできるすっきりがあればそれをし続ける、 それこそ朽ち果てるまで。 「なのでゆっくりの生殖機能をマヒさせました」 「これは教育とかどうとかレベルじゃないな」 「そのまさかで今回は鷹の爪を少々」 「甘味の敵は辛味だからな・・・って料理かよ!」 「ちなみに作り方は・・・」 「「んほおおおおぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉ!!!」」 「「すっきりいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」」 「以上」 「いや、友人よ余裕で聞こえなかった」 大切な機会を失ったようなので、腹いせに三回戦に突入しかかっている 淫乱饅頭を口に入れた。餡子の甘ったるい味に変なソースかかってる!! 「じゃあこれを野に放てば・・・」 「せいぜい1匹しか仕留められないな。早い話―ー」 「役に立たない、と」 「全員に改造を施したとして・・・」 「まあ、亡骸を食うのが妥当で死にはしないだろ」 「でもこれだったらゆっくりは一応絶滅するな!」 「その自信はどこから沸いて来る」 「なぜなら『ゆっくり』が『すっきり』という名前になるからだ!!」 バチコーン!! ああ、これで明日のレベル上げは難しくなりましたね。 「ところでさ、友人。何でそんなにゆっくりについて詳しいのさ」 「それは・・・・・・本にあった」 「本書いた人って何でそんなにゆっくりについて詳しいのさ」 「それは・・・・・・そういえば」 「俺が思うにさ、著者って実はゆっくりじゃないかと」 「ふーん。で、その心は?」 「にんげんさんにゆっくりのことをしってもらえればゆっくりできるよ!! とか」 「でその結果がこれか」 「そうだとすればずいぶんと気の毒なお話だこりゃ」 ***** その後 俺はゆっくりが世界を滅ぼすとかもうどうでもよくなっていた。 もしこんなでたらめなものに世界が滅ぼされるのならば、 それこそ世界自体がとんでもなくでたらめなものだからだ、と思えるようになったから。 実はそれ以外にも世界って結構でたらめだよね。 例えば、俺に彼女がいないとか・・・・・・。 「というわけで俺に彼女ができないのは世界のせい。間違いなくガイアの陰謀」 「流石に整形費用を調達するのは自分でやってくれ」 間違っているのは世界じゃない。俺の顔だ!!! そう叫んでみた帰り道、通りすがりのおばさんがバナナをくれた。 とりあえず家に帰ってから泣いた。 終 ***** おまけ 「お前ゆっくり飽きちゃったのか、せっかく面白いもの作ったのに」 「饅頭が世界を支配しようだのおごがましいと思わないかね友人!!」 「だが面白いものは?」 「見るぜ」 と、用意されたのは水槽とあのまりさを食っていたれいむと、 まりさを(いろんな意味で)食っていたありす。 「問題、この2匹はどんな行動をするでしょうか! 見事正解したら手術費出してやる」 「あまり俺を馬鹿にしないでもらいたい、れいむがありすをむしゃむしゃしあわせーだ」 「ファイナルアンサー?」 「ファイナルファイナル」 「では正解は、こちら」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「れいむ!ありすとすっきりしましょう!!」 「いいよ!!すっきりはゆっくりできるよ!!」 とわずか5秒ほどですっきり行為の開始。 ヌッチャヌッチャと音を立てながら例の汁が垂れ始める。 そして、 「「んほおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」 「「すっきりいいいいぃぃぃぃ!!!」」 とこれまた開始30秒ほどでフィニッシュ。 とここでれいむがおかしな行動を取り始めた。 「ぺーろぺーろ!」 とありすの全身にこびりついたすっきりの際に分泌された汁を舐め取っている。 それもまりさを食べていた表情で。 「れいむ、すっきりさんをぺろぺろしてどうするの? とかいはじゃないわ!!」 「すっきりさんはあまあまでゆっくりできるよ!! ありすもぺろぺろしてね!!」 「ぺーろぺーろ! ゆゆ? とってもとかいはなあまあまさんね!!!」 「あまあまさんをぺろぺろしたらまたすっきりしようね!!」 「すっきりしたら、あまあまさんをぺろぺろしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 ヌッチャヌッチャ 「というわけで正解は、『すっきり汁で無限すっきり』でしたー」 「んなもん分かるか!」 「でもさ、なんだかんだいってゆっくりがゆっくりできていいじゃない」 「ならば俺がそのゆっくりをぶち殺す!」 ブニュ トカイハー 「むーしゃ♪むーしゃ♪ うげげ・・・。やっぱりすっきり汁ってまずくね?」 「俺は結構好きだぞ?」 「友人・・・。お前すっきりゆっくり好きなのか・・・」 「そういえばあのときのまりさ、楽しみに置いといたのに、 何でかいなくなったんだよな。あの後食おうと思ってたのだが」 「彼女は神隠しに遭いました」 「しらばっくれなくてもいいぞ、お前の胃の中に隠されてたんだろ?」 「ギクッ」 「全部お見通しなんだよ!!」 バチコーン!! バチコーン!! バチコーン!! バチコーン!! バチコーン!! 終 ***************************************************************** 久しぶりに書くと結構いじめかたを忘れたりする。 今まで書いた作品 初めての制裁 僕のうさばらし ゆっくりは死んだ 見せあいっこ ゆっくりの伝道師 妄想お兄さん 赤ちゃんのゆっくり返し お家宣言アラカルト このSSに感想をつける